6人を指定された人数でグループに分ける方法の数を求める問題です。 (1) 3人、2人、1人の3グループに分ける。 (2) 3人と3人の2グループに分ける。 (3) 2人ずつ3グループに分ける。

離散数学組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

1. 問題の内容

6人を指定された人数でグループに分ける方法の数を求める問題です。
(1) 3人、2人、1人の3グループに分ける。
(2) 3人と3人の2グループに分ける。
(3) 2人ずつ3グループに分ける。

2. 解き方の手順

(1) まず、6人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 6C3_6C_3 で表されます。次に、残りの3人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 3C2_3C_2 で表されます。最後に、残りの1人を選ぶ組み合わせは 1C1=1_1C_1 = 1 です。これらの組み合わせを掛け合わせます。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
3C2=3!2!(32)!=3!2!1!=3×22×1=3_3C_2 = \frac{3!}{2!(3-2)!} = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3
1C1=1_1C_1 = 1
したがって、求める場合の数は 20×3×1=6020 \times 3 \times 1 = 60 通りです。
(2) 6人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 6C3_6C_3 で表されます。次に、残りの3人を選ぶ組み合わせは 3C3=1_3C_3 = 1 です。ただし、2つのグループは区別しないので、計算結果を2!で割る必要があります。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
3C3=1_3C_3 = 1
20×12!=202=10\frac{20 \times 1}{2!} = \frac{20}{2} = 10
したがって、求める場合の数は 1010 通りです。
(3) 6人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 6C2_6C_2 で表されます。次に、残りの4人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 4C2_4C_2 で表されます。最後に、残りの2人を選ぶ組み合わせは 2C2=1_2C_2 = 1 です。ただし、3つのグループは区別しないので、計算結果を3!で割る必要があります。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
2C2=1_2C_2 = 1
15×6×13!=906=15\frac{15 \times 6 \times 1}{3!} = \frac{90}{6} = 15
したがって、求める場合の数は 1515 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 60通り
(2) 10通り
(3) 15通り

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