与えられた関数 $s(t)$, $s(v)$, $\alpha(\lambda)$, $g(r)$ をそれぞれ計算または簡略化することが求められています。

解析学関数の定義域逆三角関数簡略化三角関数
2025/6/23

1. 問題の内容

与えられた関数 s(t)s(t), s(v)s(v), α(λ)\alpha(\lambda), g(r)g(r) をそれぞれ計算または簡略化することが求められています。

2. 解き方の手順

(4) s(t)=cos1(3t5)s(t) = \cos^{-1}(3t-5)
この関数は定義域に注意する必要があります。cos1(x)\cos^{-1}(x) が定義されるのは 1x1-1 \le x \le 1 のときなので、13t51 -1 \le 3t-5 \le 1 を満たす必要があります。これを解くと、4/3t24/3 \le t \le 2 となります。これ以上の簡略化はできません。
(8) α(λ)=tan1(1λ)\alpha(\lambda) = \tan^{-1} (\frac{1}{\lambda}), λ0\lambda \neq 0
これは λ\lambda を用いて α(λ)\alpha(\lambda) を表す関数です。tan1(x)\tan^{-1}(x) は任意の xx で定義されます。λ0\lambda \neq 0 なので、これ以上の簡略化はできません。
(10) s(v)=sin1vv+1s(v) = \sin^{-1} \sqrt{\frac{v}{v+1}}
sin1x\sin^{-1} x が定義されるのは 1x1-1 \le x \le 1 のときです。
0vv+110 \le \frac{v}{v+1} \le 1である必要があります。
v0v \ge 0 のとき、vv+1v \le v+1となり、vvが正の時はいつでもこの条件を満たします。
v+1>0v+1>0つまりv>1v>-1でなければなりません。
したがって、v0v \ge 0となります。
(11) g(r)=2tan1rg(r) = 2 \tan^{-1} \sqrt{r}
この関数は r0r \ge 0 で定義されます。2tan1r2\tan^{-1} \sqrt{r} について、特に簡略化できる点はありません。

3. 最終的な答え

(4) s(t)=cos1(3t5)s(t) = \cos^{-1}(3t-5)
(8) α(λ)=tan1(1λ)\alpha(\lambda) = \tan^{-1} (\frac{1}{\lambda})
(10) s(v)=sin1vv+1s(v) = \sin^{-1} \sqrt{\frac{v}{v+1}}
(11) g(r)=2tan1rg(r) = 2 \tan^{-1} \sqrt{r}

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