(1) **定義域**
分母が 0 にならないように、x−2=0 より、x=2 である。したがって、定義域は x=2 のすべての実数。 (2) **漸近線**
* **垂直漸近線**: x=2 で分母が 0 となるので、垂直漸近線は x=2。 * **斜め漸近線**: 分子の次数が分母の次数より 1 だけ大きいので、斜め漸近線が存在する。長除法を行うと、
x2−3=(x−2)(x+2)+1 したがって、
x−2x2−3=x+2+x−21 よって、斜め漸近線は y=x+2。 (3) **導関数**
y′=(x−2)2(2x)(x−2)−(x2−3)(1)=(x−2)22x2−4x−x2+3=(x−2)2x2−4x+3=(x−2)2(x−1)(x−3) y′′=(x−2)4(2x−4)(x−2)2−(x2−4x+3)(2(x−2))=(x−2)3(2x−4)(x−2)−2(x2−4x+3)=(x−2)32(x−2)2−2(x2−4x+3)=(x−2)32(x2−4x+4)−2(x2−4x+3)=(x−2)32 (4) **増減と極値**
y′=0 となる x は x=1,3。 x<1 のとき y′>0 (増加)。 1<x<2 のとき y′<0 (減少)。 2<x<3 のとき y′<0 (減少)。 x>3 のとき y′>0 (増加)。 したがって、x=1 で極大値 y=1−21−3=2、x=3 で極小値 y=3−29−3=6 をとる。 (5) **凹凸と変曲点**
y′′=(x−2)32。y′′=0 となる x は存在しない。 x<2 のとき y′′<0 (上に凸)。 x>2 のとき y′′>0 (下に凸)。 変曲点は存在しない。x=2 は定義域に含まれていないため。 (6) **特別な点**
x=0 のとき y=−2−3=23=1.5。 (7) **グラフの概形**
以上の情報を基にグラフを描く。
* 斜め漸近線: y=x+2 * y切片: (0,1.5) * x<2 で上に凸、x>2 で下に凸