関数 $f(x)$ が区間 $(a, b)$ 上で定義されているとする。 $c \in (a, b)$ であるとき、$f(x)$ が $x = c$ で微分可能であることの $\epsilon-\delta$ 論法を用いた定義を述べる。

解析学微分イプシロンデルタ論法微分可能極限
2025/6/23

1. 問題の内容

関数 f(x)f(x) が区間 (a,b)(a, b) 上で定義されているとする。 c(a,b)c \in (a, b) であるとき、f(x)f(x)x=cx = c で微分可能であることの ϵδ\epsilon-\delta 論法を用いた定義を述べる。

2. 解き方の手順

f(x)f(x)x=cx = c で微分可能であるとは、ある実数 LL が存在して、任意の ϵ>0\epsilon > 0 に対して、ある δ>0\delta > 0 が存在し、0<xc<δ0 < |x - c| < \delta を満たす全ての xx に対して、
f(x)f(c)xcL<ϵ|\frac{f(x) - f(c)}{x - c} - L| < \epsilon
が成り立つことをいう。このとき、LLf(c)f'(c) と書き、f(x)f(x)x=cx = c における微分係数と呼ぶ。

3. 最終的な答え

f(x)f(x)x=cx = c で微分可能であるとは、ある実数 LL が存在して、任意の ϵ>0\epsilon > 0 に対して、ある δ>0\delta > 0 が存在し、0<xc<δ0 < |x - c| < \delta を満たす全ての xx に対して、
f(x)f(c)xcL<ϵ|\frac{f(x) - f(c)}{x - c} - L| < \epsilon が成り立つことである。

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