関数 $y = -x^2 + 6x + c$ ($1 \leq x \leq 4$) の最小値が1となるように、定数 $c$ の値を求め、そのときの最大値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/23

1. 問題の内容

関数 y=x2+6x+cy = -x^2 + 6x + c (1x41 \leq x \leq 4) の最小値が1となるように、定数 cc の値を求め、そのときの最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+6x+c=(x26x)+c=(x26x+99)+c=(x3)2+9+cy = -x^2 + 6x + c = -(x^2 - 6x) + c = -(x^2 - 6x + 9 - 9) + c = -(x - 3)^2 + 9 + c
したがって、この放物線の頂点の座標は (3,9+c)(3, 9+c) です。放物線は上に凸であるため、軸 x=3x=3 は定義域 1x41 \leq x \leq 4 の範囲内にあります。
次に、定義域 1x41 \leq x \leq 4 における関数の最小値を考えます。上に凸の放物線なので、最小値は定義域の端点 x=1x=1 または x=4x=4 でとります。
x=1x=1のとき、y=12+6(1)+c=1+6+c=5+cy = -1^2 + 6(1) + c = -1 + 6 + c = 5 + c
x=4x=4のとき、y=42+6(4)+c=16+24+c=8+cy = -4^2 + 6(4) + c = -16 + 24 + c = 8 + c
したがって、最小値は 5+c5 + c です。問題文より、最小値は1であるので、
5+c=15 + c = 1
c=15=4c = 1 - 5 = -4
よって、c=4c = -4 です。このとき、y=(x3)2+94=(x3)2+5y = -(x-3)^2 + 9 - 4 = -(x-3)^2 + 5 となります。
頂点の座標は (3,5)(3, 5) であり、これは定義域内にあります。
最大値は頂点の yy 座標で与えられます。
したがって、最大値は 5 です。

3. 最終的な答え

c=4c = -4
最大値 =5= 5

「代数学」の関連問題

$\alpha^2 + \beta^2$ の値を求める問題です。ただし、$\alpha$ と $\beta$ がどのような値であるか、あるいはどのような条件を満たすかは問題文には明記されていません。し...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/6/23

画像に示された計算問題(展開、因数分解など)の空欄を埋める問題です。

展開因数分解式の計算多項式累乗
2025/6/23

問題は、$(-1+\sqrt{-2})^2$ を計算することです。

複素数代数計算
2025/6/23

複素数の積 $(2+5i)(3-2i)$ を計算せよ。

複素数複素数の積計算
2025/6/23

与えられた複素数の引き算を行う問題です。 $(8 + 3i) - (4 + 6i)$ を計算します。

複素数複素数減算計算
2025/6/23

与えられた式 $\frac{2}{x^2+2x} - \frac{1}{x^2+x}$ を計算し、最も簡単な形で表現します。

分数式代数計算因数分解通分式の簡約化
2025/6/23

与えられた式 $\frac{x}{x^2-1} + \frac{1}{x^2-1}$ を計算して、より簡単な式に整理します。

分数式の計算因数分解式の整理約分
2025/6/23

与えられた数式 $\frac{x^2+2x+1}{x^2-2x-3} \div \frac{x^2-x-2}{x^2-3x}$ を簡略化します。

分数式因数分解式の簡略化
2025/6/23

与えられた数式 $\frac{x^2-x}{x+3} \times \frac{x^2+4x+3}{x^2+x}$ を簡略化する問題です。

式の簡略化因数分解分数式
2025/6/23

与えられた分数の式を簡約化する問題です。 $ \frac{4x^2(x-1)}{10x(x+1)(x-1)} $

分数式簡約化約分
2025/6/23