Xは白玉の出る回数なので、Xが取りうる値は0, 1, 2である。
まず、それぞれの確率を計算する。
* X=0となるのは、2回とも黒玉が出る場合である。
1回目に黒玉が出る確率は 3/9=1/3 である。 1回目に黒玉が出たとき、2回目に黒玉が出る確率は 2/8=1/4 である。 したがって、P(X=0) = (1/3)×(1/4)=1/12 * X=1となるのは、1回目に白玉が出て2回目に黒玉が出るか、1回目に黒玉が出て2回目に白玉が出る場合である。
1回目に白玉が出て2回目に黒玉が出る確率は (6/9)×(3/8)=(2/3)×(3/8)=1/4 である。 1回目に黒玉が出て2回目に白玉が出る確率は (3/9)×(6/8)=(1/3)×(3/4)=1/4 である。 したがって、P(X=1) = 1/4+1/4=1/2 * X=2となるのは、2回とも白玉が出る場合である。
1回目に白玉が出る確率は 6/9=2/3 である。 1回目に白玉が出たとき、2回目に白玉が出る確率は 5/8 である。 したがって、P(X=2) = (2/3)×(5/8)=5/12 次に、期待値E(X)を計算する。
E(X)=0×P(X=0)+1×P(X=1)+2×P(X=2)=0×(1/12)+1×(1/2)+2×(5/12)=0+1/2+10/12=6/12+10/12=16/12=4/3 次に、分散V(X)を計算する。
V(X)=E(X2)−(E(X))2 E(X2)=02×P(X=0)+12×P(X=1)+22×P(X=2)=0×(1/12)+1×(1/2)+4×(5/12)=0+1/2+20/12=6/12+20/12=26/12=13/6 (E(X))2=(4/3)2=16/9 V(X)=13/6−16/9=39/18−32/18=7/18 最後に、標準偏差σ(X)を計算する。
σ(X)=V(X)=7/18=14/36=14/6