与えられた数式を因数分解する問題です。今回は問題番号(2)の $20x^3 - 8x^2y^2$ と、問題番号(3)の $3a^2x + 6ax^2 + ax$ の2つの数式をそれぞれ因数分解します。

代数学因数分解多項式共通因数
2025/6/23

1. 問題の内容

与えられた数式を因数分解する問題です。今回は問題番号(2)の 20x38x2y220x^3 - 8x^2y^2 と、問題番号(3)の 3a2x+6ax2+ax3a^2x + 6ax^2 + ax の2つの数式をそれぞれ因数分解します。

2. 解き方の手順

(2) 20x38x2y220x^3 - 8x^2y^2 の因数分解
まず、各項の係数の最大公約数と、各項に共通する変数の最小次数の積を見つけます。
係数の最大公約数は 202088 の最大公約数である 44 です。
変数 xx は両方の項に含まれており、最小次数は x2x^2 です。変数 yy はすべての項に含まれているわけではありません。
したがって、共通因数は 4x24x^2 です。
4x24x^2 で式全体をくくり出すと、
20x38x2y2=4x2(5x2y2)20x^3 - 8x^2y^2 = 4x^2(5x - 2y^2)
(3) 3a2x+6ax2+ax3a^2x + 6ax^2 + ax の因数分解
各項の係数の最大公約数は 33, 66, 11 の最大公約数である 11 です。
変数 aa はすべての項に含まれており、最小次数は aa です。
変数 xx はすべての項に含まれており、最小次数は xx です。
したがって、共通因数は axax です。
axax で式全体をくくり出すと、
3a2x+6ax2+ax=ax(3a+6x+1)3a^2x + 6ax^2 + ax = ax(3a + 6x + 1)

3. 最終的な答え

(2) 4x2(5x2y2)4x^2(5x - 2y^2)
(3) ax(3a+6x+1)ax(3a + 6x + 1)

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