各関数について、次の手順で最大値と最小値を求めます。
* **平方完成**: 二次関数を平方完成し、頂点の座標を求めます。
* **グラフの概形**: 頂点の座標と、定義域の端点における関数の値を考慮して、グラフの概形を把握します。
* **最大値・最小値の特定**: グラフの概形から、定義域内で最大値と最小値を取るxの値を特定し、それぞれの値を計算します。 * **定義域の確認**: 定義域に注意し、範囲外の値は除外します。特に不等号に注意します(例えば、<は範囲に含まない)。 個別の関数ごとに計算結果を示します。
(1) y=x2+1(−1≤x≤3) y=(x−0)2+1 x=−1 のとき y=(−1)2+1=2 x=3 のとき y=(3)2+1=10 最小値: 1 (x=0のとき) 最大値: 10 (x=3のとき) (2) y=−x2+4x−2(0≤x≤4) y=−(x2−4x)−2 y=−(x2−4x+4−4)−2 y=−(x−2)2+4−2 y=−(x−2)2+2 x=0 のとき y=−(0)2+4(0)−2=−2 x=4 のとき y=−(4)2+4(4)−2=−2 最大値: 2 (x=2のとき) 最小値: −2 (x=0,4のとき) (3) y=2x2+4x−1(0≤x≤1) y=2(x2+2x)−1 y=2(x2+2x+1−1)−1 y=2(x+1)2−2−1 y=2(x+1)2−3 頂点: (−1,−3) x=0 のとき y=2(0)2+4(0)−1=−1 x=1 のとき y=2(1)2+4(1)−1=5 最小値: −1 (x=0のとき) 最大値: 5 (x=1のとき) (4) y=−3x2+6x−5(−1≤x≤2) y=−3(x2−2x)−5 y=−3(x2−2x+1−1)−5 y=−3(x−1)2+3−5 y=−3(x−1)2−2 x=−1 のとき y=−3(−1)2+6(−1)−5=−3−6−5=−14 x=2 のとき y=−3(2)2+6(2)−5=−12+12−5=−5 最大値: −2 (x=1のとき) 最小値: −14 (x=−1のとき) (5) y=x2−3x+1(1<x≤3) y=(x2−3x+49)−49+1 y=(x−23)2−45 頂点: (23,−45) x=3 のとき y=(3)2−3(3)+1=9−9+1=1 x=1を含まないため、xが1に近い値の場合を考える。 x=1 のとき y=(1)2−3(1)+1=1−3+1=−1 しかし、範囲に含まないため最小値は存在しない。
最小値: なし
最大値: 1 (x=3のとき) (6) y=−2x2+9x(0<x<3) y=−2(x2−29x) y=−2(x2−29x+1681−1681) y=−2(x−49)2+881 頂点: (49,881) x=0 および x=3 を含まないため、xが0および3に近い場合を考える。 x=0 のとき y=−2(0)2+9(0)=0 x=3 のとき y=−2(3)2+9(3)=−18+27=9 しかし、範囲に含まないため最小値および最大値は存在しない。
最小値: なし
最大値: なし