3次方程式 $x^3 - 3x + 1 = 0$ が負の解を持つことを示してください。

代数学三次方程式解の存在中間値の定理
2025/6/23

1. 問題の内容

3次方程式 x33x+1=0x^3 - 3x + 1 = 0 が負の解を持つことを示してください。

2. 解き方の手順

方程式 f(x)=x33x+1f(x) = x^3 - 3x + 1 とおきます。負の解を持つことを示すためには、f(x)f(x) がある負の値で正の値を取り、別の負の値で負の値を取ることを示せば、中間値の定理により、その間に解が存在することがわかります。
まず、x=0x=0 のとき、f(0)=033(0)+1=1f(0) = 0^3 - 3(0) + 1 = 1 となり、正の値です。
次に、x=1x=-1 のとき、f(1)=(1)33(1)+1=1+3+1=3f(-1) = (-1)^3 - 3(-1) + 1 = -1 + 3 + 1 = 3 となり、正の値です。
次に、x=2x=-2 のとき、f(2)=(2)33(2)+1=8+6+1=1f(-2) = (-2)^3 - 3(-2) + 1 = -8 + 6 + 1 = -1 となり、負の値です。
x=2x = -2 のとき f(2)=1<0f(-2) = -1 < 0 であり、x=1x = -1 のとき f(1)=3>0f(-1) = 3 > 0 です。
したがって、中間値の定理より、2-21-1 の間に少なくとも1つの解が存在します。

3. 最終的な答え

中間値の定理により、2<x<1-2 < x < -1 の範囲に少なくとも一つの解が存在するため、x33x+1=0x^3 - 3x + 1 = 0 は負の解を持つことが示されました。

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