実数 $a$, $b$, $c$ が $a+b+c=1$ および $a^2+b^2+c^2=13$ を満たしている。 (1) $(a+b+c)^2$ を展開した式を利用して、$ab+bc+ca$ を求める。また、$(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2$ を求める。 (2) $a-b=2\sqrt{5}$ の場合に、$(a-b)(b-c)(c-a)$ の値を求める。$b-c=x, c-a=y$ とおくと、$x+y$ を求める。

代数学式の展開連立方程式式の値実数
2025/6/23

1. 問題の内容

実数 aa, bb, cca+b+c=1a+b+c=1 および a2+b2+c2=13a^2+b^2+c^2=13 を満たしている。
(1) (a+b+c)2(a+b+c)^2 を展開した式を利用して、ab+bc+caab+bc+ca を求める。また、(ab)2+(bc)2+(ca)2(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2 を求める。
(2) ab=25a-b=2\sqrt{5} の場合に、(ab)(bc)(ca)(a-b)(b-c)(c-a) の値を求める。bc=x,ca=yb-c=x, c-a=y とおくと、x+yx+y を求める。

2. 解き方の手順

(1) (a+b+c)2=a2+b2+c2+2(ab+bc+ca)(a+b+c)^2 = a^2+b^2+c^2+2(ab+bc+ca) を利用する。
12=13+2(ab+bc+ca)1^2 = 13+2(ab+bc+ca) より、
2(ab+bc+ca)=113=122(ab+bc+ca) = 1-13 = -12
ab+bc+ca=6ab+bc+ca = -6
次に、(ab)2+(bc)2+(ca)2(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2 を求める。
(ab)2+(bc)2+(ca)2=a22ab+b2+b22bc+c2+c22ca+a2=2(a2+b2+c2)2(ab+bc+ca)(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2 = a^2-2ab+b^2+b^2-2bc+c^2+c^2-2ca+a^2 = 2(a^2+b^2+c^2)-2(ab+bc+ca)
=2(13)2(6)=26+12=38= 2(13)-2(-6) = 26+12 = 38
(2) ab=25a-b=2\sqrt{5} の場合、bc=x,ca=yb-c=x, c-a=y とおくと、x+yx+y を求める。
ab+bc+ca=0a-b+b-c+c-a = 0 より、(ab)+(bc)+(ca)=0(a-b)+(b-c)+(c-a) = 0
ab+x+y=0a-b+x+y=0
25+x+y=02\sqrt{5}+x+y=0
x+y=25x+y = -2\sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) ab+bc+ca=6ab+bc+ca = -6
(ab)2+(bc)2+(ca)2=38(a-b)^2+(b-c)^2+(c-a)^2 = 38
(2) x+y=25x+y = -2\sqrt{5}

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