関数 $f(x) = \frac{1}{x}$ について、$x=1$ における微分係数を定義に従って求める問題です。

解析学微分係数極限関数の微分
2025/6/23

1. 問題の内容

関数 f(x)=1xf(x) = \frac{1}{x} について、x=1x=1 における微分係数を定義に従って求める問題です。

2. 解き方の手順

微分係数の定義式は次の通りです。
f(a)=limh0f(a+h)f(a)hf'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h}
この問題では、f(x)=1xf(x) = \frac{1}{x}a=1a=1 なので、これらを定義式に代入します。
f(1)=limh0f(1+h)f(1)h=limh011+h11hf'(1) = \lim_{h \to 0} \frac{f(1+h) - f(1)}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{\frac{1}{1+h} - \frac{1}{1}}{h}
次に、分子を計算します。
11+h1=1(1+h)1+h=h1+h\frac{1}{1+h} - 1 = \frac{1 - (1+h)}{1+h} = \frac{-h}{1+h}
これを代入して、
f(1)=limh0h1+hh=limh0hh(1+h)f'(1) = \lim_{h \to 0} \frac{\frac{-h}{1+h}}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{-h}{h(1+h)}
h0h \neq 0なので、hhで約分できます。
f(1)=limh011+hf'(1) = \lim_{h \to 0} \frac{-1}{1+h}
最後に、h0h \to 0 の極限を取ります。
f(1)=11+0=1f'(1) = \frac{-1}{1+0} = -1

3. 最終的な答え

1-1

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