$x, y$ は実数であるとする。条件 $p: x = -1$ は条件 $q: xy = -1$ であるための、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを問う問題。
2025/6/23
1. 問題の内容
は実数であるとする。条件 は条件 であるための、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを問う問題。
2. 解き方の手順
(pならばq)が成り立つか、つまり、 ならば が成り立つかを考える。
を に代入すると、 となり、 が得られる。
したがって、 であれば、 となるためには、でなければならない。
これは の特殊な場合にすぎない。
例えば、、 であれば、 かつ は成り立つ。
しかし、xy = -1 であっても、とは限らない。
例えば、、 のとき、 であるが、 ではない。
したがって、 は成り立つとは限らない。
次に、 (qならばp)が成り立つか、つまり、 ならば が成り立つかを考える。
のとき、 が必ず成り立つかというと、そうではない。
例えば、、 のとき、 であるが、 である。
したがって、 は成り立たない。
であれば、となるには、に限られるが、
であれば、とは限らない。
条件pが条件qであるための必要条件とは、 が成り立つこと。
条件pが条件qであるための十分条件とは、 が成り立つこと。
が成り立つとは限らず、 も成り立たないため、条件pは条件qであるための必要条件でも十分条件でもない。
3. 最終的な答え
④ 必要条件でも十分条件でもない