$x, y$ は実数であるとする。条件 $p: x = -1$ は条件 $q: xy = -1$ であるための、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを問う問題。

代数学必要条件十分条件命題不等式
2025/6/23

1. 問題の内容

x,yx, y は実数であるとする。条件 p:x=1p: x = -1 は条件 q:xy=1q: xy = -1 であるための、必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを問う問題。

2. 解き方の手順

pqp \Rightarrow q (pならばq)が成り立つか、つまり、x=1x = -1 ならば xy=1xy = -1 が成り立つかを考える。
x=1x = -1xy=1xy = -1 に代入すると、y=1-y = -1 となり、y=1y = 1 が得られる。
したがって、x=1x = -1 であれば、xy=(1)y=1xy = (-1)y = -1 となるためには、y=1y=1でなければならない。
これは xy=1xy=-1 の特殊な場合にすぎない。
例えば、x=1x = -1y=1y = 1 であれば、x=1x = -1 かつ xy=1xy = -1 は成り立つ。
しかし、xy = -1 であっても、x=1x=-1とは限らない。
例えば、x=1x = 1y=1y = -1 のとき、xy=1xy = -1 であるが、x=1x = -1 ではない。
したがって、pqp \Rightarrow q は成り立つとは限らない。
次に、qpq \Rightarrow p (qならばp)が成り立つか、つまり、xy=1xy = -1 ならば x=1x = -1 が成り立つかを考える。
xy=1xy = -1 のとき、x=1x = -1 が必ず成り立つかというと、そうではない。
例えば、x=2x = 2y=12y = -\frac{1}{2} のとき、xy=2(12)=1xy = 2 \cdot (-\frac{1}{2}) = -1 であるが、x=21x = 2 \neq -1 である。
したがって、qpq \Rightarrow p は成り立たない。
x=1x = -1 であれば、xy=1xy = -1となるには、y=1y=1に限られるが、
xy=1xy=-1 であれば、x=1x=-1とは限らない。
条件pが条件qであるための必要条件とは、qpq \Rightarrow p が成り立つこと。
条件pが条件qであるための十分条件とは、pqp \Rightarrow q が成り立つこと。
pqp \Rightarrow q が成り立つとは限らず、qpq \Rightarrow p も成り立たないため、条件pは条件qであるための必要条件でも十分条件でもない。

3. 最終的な答え

④ 必要条件でも十分条件でもない

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