2次方程式 $2x^2 - 4x + 1 = 0$ の2つの解を $\alpha$、$\beta$ とするとき、$\frac{4}{\alpha}$ と $\frac{4}{\beta}$ を解とし、$x^2$ の係数が1である2次方程式を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/6/24

1. 問題の内容

2次方程式 2x24x+1=02x^2 - 4x + 1 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、4α\frac{4}{\alpha}4β\frac{4}{\beta} を解とし、x2x^2 の係数が1である2次方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2x24x+1=02x^2 - 4x + 1 = 0 の解と係数の関係から、α+β\alpha + \betaαβ\alpha \beta の値を求める。
次に、新しい2つの解 4α\frac{4}{\alpha}4β\frac{4}{\beta} の和と積を計算する。
最後に、これらの和と積を用いて、x2x^2 の係数が1である新しい2次方程式を作る。
ステップ1:解と係数の関係
2x24x+1=02x^2 - 4x + 1 = 0x22x+12=0x^2 - 2x + \frac{1}{2} = 0 と変形すると、解と係数の関係から、
α+β=2\alpha + \beta = 2
αβ=12\alpha \beta = \frac{1}{2}
ステップ2:新しい解の和と積の計算
新しい解の和は、
4α+4β=4(1α+1β)=4(α+βαβ)=4(21/2)=4(4)=16\frac{4}{\alpha} + \frac{4}{\beta} = 4\left(\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}\right) = 4\left(\frac{\alpha + \beta}{\alpha \beta}\right) = 4\left(\frac{2}{1/2}\right) = 4(4) = 16
新しい解の積は、
4α4β=16αβ=161/2=32\frac{4}{\alpha} \cdot \frac{4}{\beta} = \frac{16}{\alpha \beta} = \frac{16}{1/2} = 32
ステップ3:新しい2次方程式の作成
x2x^2 の係数が1で、2つの解の和が16、積が32である2次方程式は、
x2(解の和)x+(解の積)=0x^2 - (\text{解の和})x + (\text{解の積}) = 0
したがって、求める2次方程式は
x216x+32=0x^2 - 16x + 32 = 0

3. 最終的な答え

x216x+32=0x^2 - 16x + 32 = 0

「代数学」の関連問題

3つの数 -5, a, b がこの順に等差数列をなし、a, b, 45 がこの順に等比数列をなす。a, b の値を求める問題です。

等差数列等比数列連立方程式二次方程式
2025/6/24

二次関数 $y = x^2 - 3x + 1$ の $1 < x \le 3$ における最大値と最小値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/24

問題73(1): $4 < 5x - 6 < 3x + 10$ を解く。 問題73(2): $3x - 7 \le 2x - 6 \le 4x + 4$ を解く。 問題74(1): $-8 \le 3...

不等式一次不等式連立不等式
2025/6/24

(1) 平面上に、$n$本の直線を引き、どの2本も平行でなく、どの3本も1点で交わらないとき、平面がいくつの部分に分けられるかを$n$を用いて表す問題です。 (2) 数直線上に点$A_1(0)$、$A...

漸化式数列平面分割外分
2025/6/24

与えられた数学の問題は、実数、式の計算、方程式、不等式など多岐にわたる。具体的には、分数を小数で表す問題、根号を含む式の計算、分母の有理化、連立不等式、絶対値を含む方程式と不等式を解く問題が含まれてい...

式の計算根号絶対値方程式不等式連立不等式有理化小数
2025/6/24

与えられた2次関数 $y = -x^2 - 8x$ の $-1 \leq x < 2$ における最大値を求める問題です。

二次関数最大値平方完成定義域
2025/6/24

与えられた画像から、不等式 $tan\theta + 1 > 0$ を解く問題であると判断できます。

三角関数不等式tan三角不等式
2025/6/24

与えられた不等式を解く問題です。具体的には、 (1) $2x + 3 < 4x - 7$ (2) $-2(2x + 1) \le x + 3$ (3) $\frac{1}{3}x + 1 \ge \f...

不等式一次不等式不等式の解法
2025/6/24

$7x - 3$ から $2x - 3$ を引いた差を求める問題です。

多項式式の計算同類項
2025/6/24

(1) 任意の自然数 $n$ について、等式 $1^3 + 2^3 + \cdots + n^3 = \frac{n^2(1+n)^2}{4}$ が成り立つことを、数学的帰納法により証明する。 (2)...

数学的帰納法不等式等式自然数数列
2025/6/24