(1) 平面上に、$n$本の直線を引き、どの2本も平行でなく、どの3本も1点で交わらないとき、平面がいくつの部分に分けられるかを$n$を用いて表す問題です。 (2) 数直線上に点$A_1(0)$、$A_2(1)$をとります。$n \geq 1$に対し、線分$A_nA_{n+1}$を4:1に外分する点を$A_{n+2}(a_{n+2})$とするとき、$a_n$を$n$の式で表す問題です。ただし、$a_1 = 0$、$a_2 = 1$とします。
2025/6/24
1. 問題の内容
(1) 平面上に、本の直線を引き、どの2本も平行でなく、どの3本も1点で交わらないとき、平面がいくつの部分に分けられるかをを用いて表す問題です。
(2) 数直線上に点、をとります。に対し、線分を4:1に外分する点をとするとき、をの式で表す問題です。ただし、、とします。
2. 解き方の手順
(1)
のとき、平面は2つの部分に分けられます。
のとき、平面は4つの部分に分けられます。
のとき、平面は7つの部分に分けられます。
本の直線が引かれているとき、平面が個の部分に分けられているとします。
本目の直線を引くと、これはすでに引かれている本の直線とそれぞれ1点で交わります。
これらの個の交点によって、本目の直線は個の部分に分けられ、それぞれの部分が通過する領域を2つに分割します。
したがって、が成り立ちます。
この漸化式を解きます。
であり、なので、
(2)
は線分を4:1に外分する点なので、 となります。
したがって、であり、が成り立ちます。
この漸化式を変形します。特性方程式は 、すなわち、となります。
なので、またはです。
よって、となります。
は等比数列なので、となります。
となります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)