複素数 $z_1 = \frac{\sqrt{3} + i}{2}$ と $z_2 = -1 + \sqrt{3}i$ が与えられています。これらの複素数を極形式に変換し、$\frac{z_1}{z_2}$ を計算し、その結果を極形式で表してください。ただし、偏角は $-180^\circ$ から $180^\circ$ の範囲で答える必要があります。

代数学複素数極形式複素数の除算偏角
2025/3/29

1. 問題の内容

複素数 z1=3+i2z_1 = \frac{\sqrt{3} + i}{2}z2=1+3iz_2 = -1 + \sqrt{3}i が与えられています。これらの複素数を極形式に変換し、z1z2\frac{z_1}{z_2} を計算し、その結果を極形式で表してください。ただし、偏角は 180-180^\circ から 180180^\circ の範囲で答える必要があります。

2. 解き方の手順

まず、z1z_1 を極形式に変換します。
z1=32+12iz_1 = \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}i
r1=(32)2+(12)2=34+14=1=1r_1 = \sqrt{(\frac{\sqrt{3}}{2})^2 + (\frac{1}{2})^2} = \sqrt{\frac{3}{4} + \frac{1}{4}} = \sqrt{1} = 1
θ1=arctan(1/23/2)=arctan(13)=π6\theta_1 = \arctan(\frac{1/2}{\sqrt{3}/2}) = \arctan(\frac{1}{\sqrt{3}}) = \frac{\pi}{6} ラジアン = 3030^\circ
よって、z1=1(cos30+isin30)z_1 = 1 (\cos 30^\circ + i \sin 30^\circ)
次に、z2z_2 を極形式に変換します。
z2=1+3iz_2 = -1 + \sqrt{3}i
r2=(1)2+(3)2=1+3=4=2r_2 = \sqrt{(-1)^2 + (\sqrt{3})^2} = \sqrt{1 + 3} = \sqrt{4} = 2
θ2=arctan(31)=arctan(3)\theta_2 = \arctan(\frac{\sqrt{3}}{-1}) = \arctan(-\sqrt{3})
z2z_2 は第2象限にあるので、θ2=120\theta_2 = 120^\circ
よって、z2=2(cos120+isin120)z_2 = 2(\cos 120^\circ + i \sin 120^\circ)
z1z2=r1r2(cos(θ1θ2)+isin(θ1θ2))\frac{z_1}{z_2} = \frac{r_1}{r_2} (\cos(\theta_1 - \theta_2) + i \sin(\theta_1 - \theta_2))
z1z2=12(cos(30120)+isin(30120))\frac{z_1}{z_2} = \frac{1}{2} (\cos(30^\circ - 120^\circ) + i \sin(30^\circ - 120^\circ))
z1z2=12(cos(90)+isin(90))\frac{z_1}{z_2} = \frac{1}{2} (\cos(-90^\circ) + i \sin(-90^\circ))

3. 最終的な答え

ア: 1
イ: 2
ウ: -90
エ: -90
z1z2=12{cos(90)+isin(90)}\frac{z_1}{z_2} = \frac{1}{2}\{\cos(-90^\circ) + i\sin(-90^\circ)\}

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