複素数平面上の点 $z=5+3i$ を点 $z_0=1+i$ の周りに $30^\circ$ 回転した点 $w$ を求め、その実部と虚部を指定された形式で答える問題です。

幾何学複素数平面複素数回転幾何変換
2025/3/30

1. 問題の内容

複素数平面上の点 z=5+3iz=5+3i を点 z0=1+iz_0=1+i の周りに 3030^\circ 回転した点 ww を求め、その実部と虚部を指定された形式で答える問題です。

2. 解き方の手順

まず、回転の中心が原点になるように平行移動します。
zz0=(5+3i)(1+i)=4+2iz-z_0 = (5+3i) - (1+i) = 4+2i
次に、複素数 4+2i4+2i3030^\circ 回転させるために、eiπ6=cosπ6+isinπ6=32+12ie^{i \frac{\pi}{6}} = \cos\frac{\pi}{6} + i \sin\frac{\pi}{6} = \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}i を掛けます。
(4+2i)(32+12i)=23+2i+i31=(231)+(2+3)i(4+2i)(\frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}i) = 2\sqrt{3} + 2i + i\sqrt{3} - 1 = (2\sqrt{3} - 1) + (2+\sqrt{3})i
最後に、回転の中心を元に戻すために平行移動します。
w=(231)+(2+3)i+(1+i)=23+(3+3)iw = (2\sqrt{3}-1) + (2+\sqrt{3})i + (1+i) = 2\sqrt{3} + (3+\sqrt{3})i
したがって、w=23+(3+3)iw = 2\sqrt{3} + (3+\sqrt{3})i
ここで、指定された形式 w=AB+(C+D)iw = A\sqrt{B} + (C+\sqrt{D})i と比較すると、
A=2A=2, B=3B=3, C=3C=3, D=3D=3 であることがわかります。

3. 最終的な答え

ア:2
イ:3
ウ:3
エ:3

「幾何学」の関連問題

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。Aのx座標は-2、Bのx座標は4である。このとき、直線 $l$ の式を求める。

放物線直線座標連立方程式
2025/5/14

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっている。点Bを通り$x$軸に平行な直線に関して、$l$と対称な直線$m$を引き、放物線とのもう一つの交点をCとす...

放物線直線交点連立方程式座標
2025/5/14

点A(1, 3)と直線 $l: x - 2y - 1 = 0$ が与えられている。点Qが直線 $l$ 上を動くとき、次の条件を満たす点Pの軌跡を求める。 (1) Pは線分AQの中点 (2) Pは線分Q...

軌跡直線中点内分点対称点平行移動
2025/5/14

底面の半径と高さがともに3cmの円柱と、半径が3cmの半球がある。円柱の体積を$V$ cm$^3$、半球の体積を$W$ cm$^3$とするとき、$V:W$をもっとも簡単な整数の比で表す。

体積円柱半球
2025/5/14

与えられた立面図と平面図から、立体の体積を求める問題です。立面図は縦6cm、横4cmの長方形であり、平面図は円であることから、この立体は円柱を半分に切ったものであると推測できます。

体積円柱立体図形π計算
2025/5/14

一辺の長さが $a$ cm の立方体がある。この立方体を平面 CHF で切ってできる三角錐の体積を求めよ。

立体図形体積立方体三角錐
2025/5/14

底辺6cm、高さ8cmの直角三角形を高さの1/2のところで切り取ってできた台形を、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。

体積回転体円錐円柱台形
2025/5/14

底面が一辺2cmの正方形で、高さが5cmの正四角錐の体積を求める問題です。

体積正四角錐空間図形
2025/5/14

半径が6cmの半球の体積を求める問題です。

体積半球半径円周率
2025/5/14

直径が10cmの球の表面積を求める問題です。

表面積半径体積
2025/5/14