$m$ がすべての実数値をとって変化するとき、放物線 $y = x^2 + 2mx + 1$ の頂点はどのような図形上を動くか。

代数学放物線頂点二次関数平方完成
2025/6/24

1. 問題の内容

mm がすべての実数値をとって変化するとき、放物線 y=x2+2mx+1y = x^2 + 2mx + 1 の頂点はどのような図形上を動くか。

2. 解き方の手順

まず、与えられた放物線 y=x2+2mx+1y = x^2 + 2mx + 1 を平方完成し、頂点の座標を mm を用いて表します。
y=x2+2mx+1y = x^2 + 2mx + 1
y=(x+m)2m2+1y = (x + m)^2 - m^2 + 1
よって、頂点の座標は (m,m2+1)(-m, -m^2 + 1) となります。
次に、頂点の座標を (X,Y)(X, Y) とおきます。すると、
X=mX = -m
Y=m2+1Y = -m^2 + 1
となります。
X=mX = -m より m=Xm = -X となります。
これを Y=m2+1Y = -m^2 + 1 に代入すると、
Y=(X)2+1Y = -(-X)^2 + 1
Y=X2+1Y = -X^2 + 1
となります。
したがって、頂点は放物線 Y=X2+1Y = -X^2 + 1 上を動きます。
mm はすべての実数値をとるので、XX もすべての実数値をとります。よって、放物線全体が答えとなります。

3. 最終的な答え

放物線 y=x2+1y = -x^2 + 1

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