関数 $y = f(x)$ が点 $(1, 4)$ を通り、点 $(a, f(a))$ における接線の傾きが $4a^3 - a^2$ であるとき、関数 $f(x)$ を求める。

解析学微分積分導関数積分定数関数
2025/6/24

1. 問題の内容

関数 y=f(x)y = f(x) が点 (1,4)(1, 4) を通り、点 (a,f(a))(a, f(a)) における接線の傾きが 4a3a24a^3 - a^2 であるとき、関数 f(x)f(x) を求める。

2. 解き方の手順

まず、接線の傾きは導関数 f(x)f'(x) で表されるので、
f(x)=4x3x2f'(x) = 4x^3 - x^2
となる。
次に、f(x)f(x) を求めるために、f(x)f'(x) を積分する。
f(x)dx=(4x3x2)dx\int f'(x) dx = \int (4x^3 - x^2) dx
4x3dx=x4+C1\int 4x^3 dx = x^4 + C_1
x2dx=13x3+C2\int x^2 dx = \frac{1}{3}x^3 + C_2
したがって、
f(x)=x413x3+Cf(x) = x^4 - \frac{1}{3}x^3 + CCC は積分定数)
問題文より、f(x)f(x) は点 (1,4)(1, 4) を通るので、f(1)=4f(1) = 4 である。
これを f(x)f(x) に代入して、CC を求める。
f(1)=1413(1)3+C=113+C=23+C=4f(1) = 1^4 - \frac{1}{3}(1)^3 + C = 1 - \frac{1}{3} + C = \frac{2}{3} + C = 4
C=423=12323=103C = 4 - \frac{2}{3} = \frac{12}{3} - \frac{2}{3} = \frac{10}{3}
したがって、f(x)=x413x3+103f(x) = x^4 - \frac{1}{3}x^3 + \frac{10}{3}

3. 最終的な答え

f(x)=x413x3+103f(x) = x^4 - \frac{1}{3}x^3 + \frac{10}{3}

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