2つの解 $3-2i$ と $3+2i$ を持つ、 $x^2$ の係数が1である2次方程式を求める問題です。

代数学二次方程式複素数解と係数の関係
2025/6/24

1. 問題の内容

2つの解 32i3-2i3+2i3+2i を持つ、 x2x^2 の係数が1である2次方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式の解が α\alphaβ\beta であるとき、その2次方程式は
(xα)(xβ)=0(x-\alpha)(x-\beta) = 0
と表すことができます。
この問題の場合、α=32i\alpha = 3 - 2iβ=3+2i\beta = 3 + 2i なので、求める2次方程式は
(x(32i))(x(3+2i))=0(x - (3 - 2i))(x - (3 + 2i)) = 0
となります。
これを展開します。
\begin{align*}
(x - (3 - 2i))(x - (3 + 2i)) &= (x - 3 + 2i)(x - 3 - 2i) \\
&= ((x-3) + 2i)((x-3) - 2i) \\
&= (x-3)^2 - (2i)^2 \\
&= x^2 - 6x + 9 - 4i^2
\end{align*}
ここで、i2=1i^2 = -1 であるので、
\begin{align*}
x^2 - 6x + 9 - 4i^2 &= x^2 - 6x + 9 - 4(-1) \\
&= x^2 - 6x + 9 + 4 \\
&= x^2 - 6x + 13
\end{align*}
したがって、求める2次方程式は
x26x+13=0x^2 - 6x + 13 = 0
となります。

3. 最終的な答え

x26x+13=0x^2 - 6x + 13 = 0

「代数学」の関連問題

実数 $a$ に対して、命題「$a = 7 \implies a^2 = 49$」の逆と裏を述べ、それぞれの真偽を調べる。

命題真偽論理
2025/6/25

与えられた式 $2x^2 - 3xy - 2y^2 + 5x + 5y - 3$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式
2025/6/25

$a < b$ は $a - b < 0$ であるためのどのような条件であるかを答える問題です。選択肢は「必要十分条件」であると示唆されています。

不等式必要十分条件数式変形
2025/6/25

放物線 $y = 2x^2 - 4x$ を平行移動して、放物線 $y = 2x^2 + 4x - 3$ に重ねるには、どのように平行移動すればよいかを求める問題です。

放物線平行移動平方完成二次関数
2025/6/25

与えられた式 $4x^2 - 64y^2$ を因数分解する。

因数分解代数式差の二乗
2025/6/25

方程式 $|x-2|=3x$ を解く問題です。

絶対値方程式場合分け
2025/6/25

(1) 2次式 $-2x^2 - 4x + 1$ を平方完成させる。 (2) 2次関数 $y = -2x^2 - 4x + 1$ のグラフを描く。

二次関数平方完成グラフ
2025/6/25

2次関数 $y = 2x^2 - 4$ のグラフを描く問題です。

二次関数グラフ放物線頂点x軸との交点
2025/6/25

2次関数 $f(x) = x^2 - 2x + 1$ について、(1) $f(-1)$ の値を求め、(2) $f(a+1)$ の値を求める。 また、放物線 $y = 2(x-3)^2 + 1$ のグラ...

二次関数放物線関数の値平行移動頂点y切片
2025/6/25

関数 $f(x) = x^2 + 3x + m$ の区間 $m \leq x \leq m+2$ における最小値を $g$ とおく。 (1) $g$ を $m$ を用いて表せ。 (2) $m$ の値が...

二次関数関数の最小値場合分け平方完成
2025/6/25