まず、与えられた式をxの2次式と見て整理します。
2x2−3xy−2y2+5x+5y−3=2x2+(−3y+5)x+(−2y2+5y−3) 次に、x に関する2次方程式の解の公式ではなく、因数分解できる形を考えます。定数項 (−2y2+5y−3) を因数分解します。 −2y2+5y−3=−(2y2−5y+3)=−(2y−3)(y−1)=(3−2y)(y−1) したがって、与えられた式は、 (ax+by+c)(dx+ey+f) の形になると予想されます。2x2 の項があることから、a と d は 2x と x (もしくはその逆)になると考えられます。−2y2 の項があることから、b と e は y と −2y (もしくはその逆)になると考えられます。定数項は (3−2y)(y−1) から、定数項の積が -3 であることから、 c と f は1と3、もしくは-1と3, 1と-3, -1と-3である可能性があります。 ここで、与えられた式を次のように因数分解できると仮定します。
2x2−3xy−2y2+5x+5y−3=(2x+y+c)(x−2y+f) この式を展開すると以下のようになります。
(2x+y+c)(x−2y+f)=2x2−4xy+2fx+xy−2y2+fy+cx−2cy+cf =2x2−3xy−2y2+(2f+c)x+(f−2c)y+cf 元の式と比較すると、以下の連立方程式が得られます。
一つ目の式から c=5−2f を得て、これを二つ目の式に代入すると、 f−2(5−2f)=5 となり、f−10+4f=5 より、5f=15 なので、f=3 となります。 c=5−2f=5−2(3)=5−6=−1 cf=−1∗3=−3 となり、3つ目の式も満たします。 したがって、2x2−3xy−2y2+5x+5y−3=(2x+y−1)(x−2y+3)