一次関数の問題で、与えられた2点を通る一次関数の式を求めたり、別の一次関数との関係から条件を満たす値を求める問題です。 (1) 点$(0,c)$と$(2,6)$を通る一次関数について、$c=2$ のときの切片と傾きを求める。 (2) $c=8$ のときの切片と傾きを求める。 (3) 一次関数 $y = -4x + 3$ とグラフが交わらないときの $c$ の値を求める。 (4) つるとかめに関する文章題から、それぞれの数を求める。
2025/6/25
1. 問題の内容
一次関数の問題で、与えられた2点を通る一次関数の式を求めたり、別の一次関数との関係から条件を満たす値を求める問題です。
(1) 点とを通る一次関数について、 のときの切片と傾きを求める。
(2) のときの切片と傾きを求める。
(3) 一次関数 とグラフが交わらないときの の値を求める。
(4) つるとかめに関する文章題から、それぞれの数を求める。
2. 解き方の手順
(1) のとき、点とを通る一次関数を求める。
切片は 軸との交点なので、。 (キ)に入るのは。
傾きは で求められるので、。 (ク)に入るのは。
したがって、求める一次関数は 。
(2) のとき、点とを通る一次関数を求める。
切片は 軸との交点なので、。 (ケ)に入るのは。
傾きは で求められるので、。 (コ)に入るのは。
したがって、求める一次関数は 。
(3) 一次関数 が、 と交わらないとき、すなわち平行なときを考える。
傾きが同じであればよいので、 となる必要があるが、これはありえない。
問題文は二つの一次関数のグラフを同一平面上に書いて 1 点も交わらない場合とあるので、グラフが平行であることを意味する。
従って、 と が平行になるような は存在しない。問題に誤りがあると考えられるが、交わらない条件から考えると、の傾きがではないとき、つまり、の部分をと修正して考えると、このとき と が平行になるのは、 のときである。
しかし問題文より、と、で考えるので、交わらないということは、二つの直線の交点が一つもない、つまり平行であることを意味する。
平行である条件は傾きが等しいことであるから、傾きがであると傾きがである は平行になることはない。
したがって、1点も交わらないような は存在しない。
問題文に誤りがある可能性を考慮して、の場合を考えると、この時、となり、これは同じ直線になるので、無数の交点を持つ。よって、1点も交わらないのは、が3以外であれば良い。
しかし、問題文の意図を汲み取り、交わらない場合を考えると、傾きが等しい必要がある。
そのため、の値は存在しないと考える。
(4) つるの数を 匹、かめの数を 匹とする。
つるとかめの合計が12匹なので、。
足の合計が32本なので、。
この連立方程式を解く。 を に代入すると、。
より、、。
。
したがって、つるは8匹、かめは4匹。
3. 最終的な答え
(1) 切片は 、傾きは 。
(2) 切片は 、傾きは 。
(3) は存在しない。
(4) つるは 匹、かめは 匹。