2点A($\vec{a}$), B($\vec{b}$) に対して、線分ABを4:3に内分する点Pと外分する点Qの位置ベクトル $\vec{p}$, $\vec{q}$をそれぞれ $\vec{a}$, $\vec{b}$ を用いて表せ。

幾何学ベクトル位置ベクトル内分点外分点線分
2025/6/25

1. 問題の内容

2点A(a\vec{a}), B(b\vec{b}) に対して、線分ABを4:3に内分する点Pと外分する点Qの位置ベクトル p\vec{p}, q\vec{q}をそれぞれ a\vec{a}, b\vec{b} を用いて表せ。

2. 解き方の手順

内分点の位置ベクトルは、内分比を m:nm:n とすると、次の公式で表されます。
p=na+mbm+n\vec{p} = \frac{n\vec{a} + m\vec{b}}{m+n}
外分点の位置ベクトルは、外分比を m:nm:n とすると、次の公式で表されます。
q=na+mbmn\vec{q} = \frac{-n\vec{a} + m\vec{b}}{m-n}
(1) 内分点Pの場合:
m=4m = 4, n=3n = 3 なので、
p=3a+4b4+3\vec{p} = \frac{3\vec{a} + 4\vec{b}}{4+3}
p=3a+4b7\vec{p} = \frac{3\vec{a} + 4\vec{b}}{7}
(2) 外分点Qの場合:
m=4m = 4, n=3n = 3 なので、
q=3a+4b43\vec{q} = \frac{-3\vec{a} + 4\vec{b}}{4-3}
q=3a+4b1\vec{q} = \frac{-3\vec{a} + 4\vec{b}}{1}
q=3a+4b\vec{q} = -3\vec{a} + 4\vec{b}

3. 最終的な答え

内分点Pの位置ベクトル: p=37a+47b\vec{p} = \frac{3}{7}\vec{a} + \frac{4}{7}\vec{b}
外分点Qの位置ベクトル: q=3a+4b\vec{q} = -3\vec{a} + 4\vec{b}

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