三角形ABCがあり、点A, B, Cの位置ベクトルはそれぞれ$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$である。辺BC, CA, ABを2:1に内分する点をそれぞれD, E, Fとする。点D, E, Fの位置ベクトル$\vec{d}$, $\vec{e}$, $\vec{f}$をそれぞれ$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$を用いて表す。

幾何学ベクトル内分点空間ベクトル
2025/6/25

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、点A, B, Cの位置ベクトルはそれぞれa\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}である。辺BC, CA, ABを2:1に内分する点をそれぞれD, E, Fとする。点D, E, Fの位置ベクトルd\vec{d}, e\vec{e}, f\vec{f}をそれぞれa\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}を用いて表す。

2. 解き方の手順

内分点の公式を用いる。線分PQをm:nに内分する点をRとすると、Rの位置ベクトルr\vec{r}は、
r=np+mqm+n\vec{r} = \frac{n\vec{p} + m\vec{q}}{m+n}
で表される。
(1)点Dは辺BCを2:1に内分するので、
d=1b+2c2+1=b+2c3\vec{d} = \frac{1\vec{b} + 2\vec{c}}{2+1} = \frac{\vec{b} + 2\vec{c}}{3}
(2)点Eは辺CAを2:1に内分するので、
e=1c+2a2+1=2a+c3\vec{e} = \frac{1\vec{c} + 2\vec{a}}{2+1} = \frac{2\vec{a} + \vec{c}}{3}
(3)点Fは辺ABを2:1に内分するので、
f=1a+2b2+1=a+2b3\vec{f} = \frac{1\vec{a} + 2\vec{b}}{2+1} = \frac{\vec{a} + 2\vec{b}}{3}

3. 最終的な答え

d=b+2c3\vec{d} = \frac{\vec{b} + 2\vec{c}}{3}
e=2a+c3\vec{e} = \frac{2\vec{a} + \vec{c}}{3}
f=a+2b3\vec{f} = \frac{\vec{a} + 2\vec{b}}{3}

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