20人の生徒の中から4人の委員をくじ引きで選ぶとき、特定の2人(AとB)がともに委員に選ばれる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ二項係数確率計算
2025/6/25

1. 問題の内容

20人の生徒の中から4人の委員をくじ引きで選ぶとき、特定の2人(AとB)がともに委員に選ばれる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

全体の選び方と、AとBがともに選ばれる場合の数をそれぞれ計算し、確率を求めます。
* 全体の選び方:20人の中から4人を選ぶ組み合わせの数。これは20C4_{20}C_4で計算できます。
20C4=20!4!(204)!=20!4!16!=20×19×18×174×3×2×1=4845_{20}C_4 = \frac{20!}{4!(20-4)!} = \frac{20!}{4!16!} = \frac{20 \times 19 \times 18 \times 17}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 4845
* AとBがともに選ばれる場合の数:AとBが選ばれているので、残りの18人の中から2人を選ぶ組み合わせの数を考えます。これは18C2_{18}C_2で計算できます。
18C2=18!2!(182)!=18!2!16!=18×172×1=153_{18}C_2 = \frac{18!}{2!(18-2)!} = \frac{18!}{2!16!} = \frac{18 \times 17}{2 \times 1} = 153
* 確率:AとBがともに選ばれる場合の数を、全体の選び方で割ります。
P=18C220C4=1534845=17538.333P = \frac{_{18}C_2}{_{20}C_4} = \frac{153}{4845} = \frac{17}{538.333}
約分すると 1534845=130×4591615=130×930=17538.333\frac{153}{4845} = \frac{1}{30} \times \frac{459}{1615} = \frac{1}{30} \times \frac{9}{30}= \frac{17}{538.333} となる。したがって、計算すると、
1534845=9285=395\frac{153}{4845} = \frac{9}{285} = \frac{3}{95}

3. 最終的な答え

395\frac{3}{95}

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