まず、Aが玉を取り出した後の袋の中の状態を考えます。Aの取り出し方によって、袋の中の赤玉と白玉の個数が変わります。
Aが取り出す玉の組み合わせは、以下の3通りです。
- Aが赤玉2個を取り出す。
- Aが白玉2個を取り出す。
- Aが赤玉1個と白玉1個を取り出す。
それぞれのケースについて、Bが2個とも同じ色の玉を取り出す確率を計算し、それらを足し合わせることで、求める確率を求めます。
**ケース1:Aが赤玉2個を取り出す**
Aが赤玉2個を取り出す確率は、
P(A=赤赤)=9C23C2=29×83=363=121 このとき、袋の中には赤玉1個、白玉6個が残っています。Bが2個とも同じ色の玉を取り出す確率は、
P(B=同じ色∣A=赤赤)=7C21C2+6C2=27×60+26×5=2115=75 **ケース2:Aが白玉2個を取り出す**
Aが白玉2個を取り出す確率は、
P(A=白白)=9C26C2=3626×5=3615=125 このとき、袋の中には赤玉3個、白玉4個が残っています。Bが2個とも同じ色の玉を取り出す確率は、
P(B=同じ色∣A=白白)=7C23C2+4C2=213+24×3=213+6=219=73 **ケース3:Aが赤玉1個と白玉1個を取り出す**
Aが赤玉1個と白玉1個を取り出す確率は、
P(A=赤白)=9C23C1×6C1=363×6=3618=21 このとき、袋の中には赤玉2個、白玉5個が残っています。Bが2個とも同じ色の玉を取り出す確率は、
P(B=同じ色∣A=赤白)=7C22C2+5C2=211+25×4=211+10=2111 **Bが2個とも同じ色の玉を取り出す確率**
P(B=同じ色)=P(A=赤赤)×P(B=同じ色∣A=赤赤)+P(A=白白)×P(B=同じ色∣A=白白)+P(A=赤白)×P(B=同じ色∣A=赤白) =121×75+125×73+21×2111 =845+8415+21×2111=8420+4211=215+4211=4210+4211=4221=21