箱A, B, Cがあり、それぞれ当たりくじを引く確率が$1/4$, $2/3$, $1/2$である。それぞれの箱からくじを1本ずつ引くとき、当たりくじを2本引く確率を求めよ。

確率論・統計学確率条件付き確率事象
2025/6/25

1. 問題の内容

箱A, B, Cがあり、それぞれ当たりくじを引く確率が1/41/4, 2/32/3, 1/21/2である。それぞれの箱からくじを1本ずつ引くとき、当たりくじを2本引く確率を求めよ。

2. 解き方の手順

3つの箱からくじを1本ずつ引くとき、当たりくじを2本引く場合の組み合わせは以下の3通りです。
(1) Aが当たり、Bが当たり、Cがはずれ
(2) Aが当たり、Bがはずれ、Cが当たり
(3) Aがはずれ、Bが当たり、Cが当たり
それぞれの確率を計算します。
まず、各箱で当たりを引く確率と外れを引く確率を求めます。
A: 当たり 1/41/4, 外れ 3/43/4
B: 当たり 2/32/3, 外れ 1/31/3
C: 当たり 1/21/2, 外れ 1/21/2
(1) Aが当たり、Bが当たり、Cがはずれの確率
14×23×12=224=112\frac{1}{4} \times \frac{2}{3} \times \frac{1}{2} = \frac{2}{24} = \frac{1}{12}
(2) Aが当たり、Bがはずれ、Cが当たりの確率
14×13×12=124\frac{1}{4} \times \frac{1}{3} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{24}
(3) Aがはずれ、Bが当たり、Cが当たりの確率
34×23×12=624=14\frac{3}{4} \times \frac{2}{3} \times \frac{1}{2} = \frac{6}{24} = \frac{1}{4}
それぞれの確率を足し合わせることで、当たりくじを2本引く確率を求めます。
112+124+14=224+124+624=924=38\frac{1}{12} + \frac{1}{24} + \frac{1}{4} = \frac{2}{24} + \frac{1}{24} + \frac{6}{24} = \frac{9}{24} = \frac{3}{8}

3. 最終的な答え

当たりくじを2本引く確率は 38\frac{3}{8} です。

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