1から7までの数字が書かれた7枚のカードから、2枚を同時に取り出したとき、2枚のカードに書かれた数字の積が偶数になる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象偶数奇数
2025/6/25

1. 問題の内容

1から7までの数字が書かれた7枚のカードから、2枚を同時に取り出したとき、2枚のカードに書かれた数字の積が偶数になる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

積が偶数になるのは、少なくとも1枚が偶数の場合です。したがって、余事象の考え方を利用して、2枚とも奇数になる確率を計算し、1から引くことで積が偶数になる確率を求めます。
まず、7枚のカードから2枚を取り出す組み合わせの総数を求めます。これは、7枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、
7C2=7!2!(72)!=7×62×1=21 {}_7C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
となります。
次に、2枚とも奇数になる組み合わせの数を求めます。1から7までの数字の中で奇数は1, 3, 5, 7の4つです。この4つの奇数の中から2つを選ぶ組み合わせの数は、
4C2=4!2!(42)!=4×32×1=6 {}_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
となります。
したがって、2枚とも奇数になる確率は、
4C27C2=621=27 \frac{{}_4C_2}{{}_7C_2} = \frac{6}{21} = \frac{2}{7}
となります。
積が偶数になる確率は、1から2枚とも奇数になる確率を引いたものなので、
127=7727=57 1 - \frac{2}{7} = \frac{7}{7} - \frac{2}{7} = \frac{5}{7}
となります。

3. 最終的な答え

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