与えられた複素数の平方根 $\sqrt{-3\sqrt{-15}}$ を計算する問題です。

代数学複素数平方根複素数の平方根
2025/6/25

1. 問題の内容

与えられた複素数の平方根 315\sqrt{-3\sqrt{-15}} を計算する問題です。

2. 解き方の手順

まず、15\sqrt{-15}ii を用いて表します。
15=15i\sqrt{-15} = \sqrt{15}i となります。
次に、与えられた式に代入します。
315=315i=315i\sqrt{-3\sqrt{-15}} = \sqrt{-3\sqrt{15}i} = \sqrt{-3\sqrt{15}i}
ここで複素数の平方根を計算するために、
a+bi=x+yi\sqrt{a+bi} = x+yi とおき、両辺を2乗します。
a+bi=(x+yi)2=x2+2xyiy2=(x2y2)+2xyia+bi = (x+yi)^2 = x^2 + 2xyi - y^2 = (x^2 - y^2) + 2xyi
この問題では、a=0a=0b=315b = -3\sqrt{15} なので、以下の連立方程式が得られます。
x2y2=0x^2 - y^2 = 0
2xy=3152xy = -3\sqrt{15}
x2y2=0x^2 - y^2 = 0 より、 x2=y2x^2 = y^2 なので、x=yx = y または x=yx = -y となります。
2xy=3152xy = -3\sqrt{15} より、xxyy は異符号なので、x=yx = -y の場合を考えます。
2x(x)=3152x(-x) = -3\sqrt{15}
2x2=315-2x^2 = -3\sqrt{15}
x2=3152x^2 = \frac{3\sqrt{15}}{2}
x=±3152x = \pm\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}}
したがって、x=3152x = \sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} のとき、y=3152y = -\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} となります。
また、x=3152x = -\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} のとき、y=3152y = \sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} となります。
したがって、答えは±(3152i3152)\pm \left(\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} - i\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}}\right)となります。
画像の問題の答えとして、
315=315i\sqrt{-3\sqrt{-15}} = \sqrt{-3 \sqrt{15}i} を計算します。
153.873\sqrt{15} \approx 3.873 なので、315i11.619i-3\sqrt{15}i \approx -11.619i
11.619i\sqrt{-11.619i} を計算します。
x2y2=0x^2 - y^2 = 0
2xy=11.6192xy = -11.619
x2=y2x^2 = y^2 より x=±yx = \pm y
x=yx = y の場合、2x2=11.6192x^2 = -11.619 となり、xx は実数ではないので不適。
x=yx = -y の場合、2x(x)=11.6192x(-x) = -11.619 より 2x2=11.619-2x^2 = -11.619 となり、x2=5.8095x^2 = 5.8095 より x=±5.8095±2.41x = \pm \sqrt{5.8095} \approx \pm 2.41
x2.41x \approx 2.41 の場合、y2.41y \approx -2.41 なので、2.412.41i2.41 - 2.41i
x2.41x \approx -2.41 の場合、y2.41y \approx 2.41 なので、2.41+2.41i-2.41 + 2.41i

3. 最終的な答え

3152i3152\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} - i\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}}
または
3152+i3152-\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}} + i\sqrt{\frac{3\sqrt{15}}{2}}

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