1. 問題の内容
を定数とする。曲線 の変曲点の個数を調べよ。
2. 解き方の手順
変曲点を求めるには、2階導関数を計算し、その符号が変化する点を調べます。
(1) まず、1階導関数 を計算します。積の微分法を用いると、
(2) 次に、2階導関数 を計算します。再び積の微分法を用いると、
(3) 変曲点は となる点であるため、 を解きます( なので)。
この2次方程式の判別式を とすると、
(4) 判別式 の符号によって、変曲点の個数が変わります。
- つまり のとき、2つの異なる実数解を持つので、変曲点は2個。
- つまり のとき、重解を持つので、その点で符号が変わるかどうか確認が必要です。
より 。 であるから、 でも でも となり で符号は変わらないので、変曲点は0個。
- つまり のとき、実数解を持たないので、変曲点は0個。
3. 最終的な答え
- のとき、変曲点は2個
- のとき、変曲点は0個