$x, y$ は相異なる正の実数とする。数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 0$, $a_{n+1} = x a_n + y^{n+1}$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) で定義されるとき、$\lim_{n \to \infty} a_n$ が有限の値に収束するような座標平面上の点 $(x, y)$ の範囲を図示する。
2025/6/25
1. 問題の内容
は相異なる正の実数とする。数列 が , () で定義されるとき、 が有限の値に収束するような座標平面上の点 の範囲を図示する。
2. 解き方の手順
まず、 という漸化式を解くことを試みる。 であるから
一般項を求めるために、漸化式を繰り返し用いると
ここで、
よって、
が有限の値に収束するためには、 かつ が必要。
このとき、 とすると、
より、。よって、。
となるためには、 かつ が必要。
また、 と は相異なる正の実数であるから、 かつ かつ が必要十分条件である。
3. 最終的な答え
, , を満たす領域。