四面体OABCにおいて、$\overrightarrow{OA} = \vec{a}$, $\overrightarrow{OB} = \vec{b}$, $\overrightarrow{OC} = \vec{c}$とする。辺ABを4:5に内分する点をD, 辺OCを2:1に内分する点をEとし、線分DEの中点をP, 直線OPが平面ABCと交わる点をQとする。 (1) $\overrightarrow{OP}$ を $\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$ で表せ。また、$|OP|:|OQ|$ を最も簡単な整数比で表せ。 (2) $\triangle ABQ$ と $\triangle ABC$ の面積比 $\triangle ABQ : \triangle ABC$ を最も簡単な整数比で表せ。
2025/6/25
1. 問題の内容
四面体OABCにおいて、, , とする。辺ABを4:5に内分する点をD, 辺OCを2:1に内分する点をEとし、線分DEの中点をP, 直線OPが平面ABCと交わる点をQとする。
(1) を で表せ。また、 を最も簡単な整数比で表せ。
(2) と の面積比 を最も簡単な整数比で表せ。
2. 解き方の手順
(1)
まず、点Dと点Eの位置ベクトルを求めます。
点Dは辺ABを4:5に内分するので、
点Eは辺OCを2:1に内分するので、
点Pは線分DEの中点なので、
次に、点Qが平面ABC上にあることから、 (s, t, uは実数)と表され、かつ が成り立ちます。また、点Qは直線OP上にあるので、 (kは実数)と表されます。したがって、
これより、, , となります。
なので、
したがって、 より、 なので、
(2)
より、は直線上にある。 であるから、
との面積比は、 となるわけではない。
なので、点Qは線分ACをに内分する点ではない。
点Qは平面ABC上の点なので、 (x, yは実数)と表せる。すると、
と比較すると、
したがって、
, を用いると、
したがって、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)