確率変数 $X$ の分散が $\frac{5}{36}$ であるとき、確率変数 $Y = 2X - 3$ の分散を求めなさい。

確率論・統計学確率変数分散期待値確率分布
2025/6/25

1. 問題の内容

確率変数 XX の分散が 536\frac{5}{36} であるとき、確率変数 Y=2X3Y = 2X - 3 の分散を求めなさい。

2. 解き方の手順

確率変数 XX の分散を V(X)V(X) と表し、確率変数 YY の分散を V(Y)V(Y) と表す。
問題文より、V(X)=536V(X) = \frac{5}{36} である。
Y=2X3Y = 2X - 3 であるから、分散の性質より、
V(Y)=V(2X3)V(Y) = V(2X - 3) が成り立つ。
分散の性質として、定数 a,ba, b に対して V(aX+b)=a2V(X)V(aX + b) = a^2 V(X) が成り立つ。
これを用いると、
V(2X3)=22V(X)=4V(X)V(2X - 3) = 2^2 V(X) = 4 V(X)
V(X)=536V(X) = \frac{5}{36} であるから、
V(Y)=4×536=2036=59V(Y) = 4 \times \frac{5}{36} = \frac{20}{36} = \frac{5}{9}

3. 最終的な答え

59\frac{5}{9}

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