2次方程式 $2x^2 + 8x + 1 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\frac{2}{\alpha}, \frac{2}{\beta}$ を解とし、$x^2$ の係数が1である2次方程式を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/6/25

1. 問題の内容

2次方程式 2x2+8x+1=02x^2 + 8x + 1 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、2α,2β\frac{2}{\alpha}, \frac{2}{\beta} を解とし、x2x^2 の係数が1である2次方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2x2+8x+1=02x^2 + 8x + 1 = 0x2+4x+12=0x^2 + 4x + \frac{1}{2} = 0 と変形する。
解と係数の関係より、α+β=4\alpha + \beta = -4 かつ αβ=12\alpha \beta = \frac{1}{2} である。
次に、2α,2β\frac{2}{\alpha}, \frac{2}{\beta} を解とする2次方程式を求める。
解の和は、
2α+2β=2(1α+1β)=2(α+βαβ)=2(412)=2(8)=16\frac{2}{\alpha} + \frac{2}{\beta} = 2 \left( \frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} \right) = 2 \left( \frac{\alpha + \beta}{\alpha \beta} \right) = 2 \left( \frac{-4}{\frac{1}{2}} \right) = 2 \cdot (-8) = -16
解の積は、
2α2β=4αβ=412=42=8\frac{2}{\alpha} \cdot \frac{2}{\beta} = \frac{4}{\alpha \beta} = \frac{4}{\frac{1}{2}} = 4 \cdot 2 = 8
したがって、求める2次方程式は、
x2(解の和)x+(解の積)=0x^2 - (\text{解の和})x + (\text{解の積}) = 0 より、
x2(16)x+8=0x^2 - (-16)x + 8 = 0
x2+16x+8=0x^2 + 16x + 8 = 0

3. 最終的な答え

x2+16x+8=0x^2 + 16x + 8 = 0

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