xy平面上に点P(-1, 9)があり、方程式 $x^2 + y^2 - 8x + 6y + 16 = 0$ で表される円Cがある。円Cの中心をAとする。 (1) 2点P, A間の距離dを求める。 (2) 点Pを中心とし、円Cと接する円のうち、半径が(1)のdよりも大きい円の方程式を求める。

幾何学座標平面距離円の方程式接する円
2025/6/25

1. 問題の内容

xy平面上に点P(-1, 9)があり、方程式 x2+y28x+6y+16=0x^2 + y^2 - 8x + 6y + 16 = 0 で表される円Cがある。円Cの中心をAとする。
(1) 2点P, A間の距離dを求める。
(2) 点Pを中心とし、円Cと接する円のうち、半径が(1)のdよりも大きい円の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円Cの方程式を平方完成し、中心Aの座標を求める。その後、2点間の距離の公式を用いてP, A間の距離を計算する。
円Cの方程式 x2+y28x+6y+16=0x^2 + y^2 - 8x + 6y + 16 = 0 を変形する。
(x28x)+(y2+6y)+16=0(x^2 - 8x) + (y^2 + 6y) + 16 = 0
(x28x+16)+(y2+6y+9)+16169=0(x^2 - 8x + 16) + (y^2 + 6y + 9) + 16 - 16 - 9 = 0
(x4)2+(y+3)2=9(x - 4)^2 + (y + 3)^2 = 9
したがって、円Cの中心Aの座標は(4, -3)である。
点P(-1, 9)と点A(4, -3)の間の距離dは、
d=(4(1))2+(39)2d = \sqrt{(4 - (-1))^2 + (-3 - 9)^2}
d=(5)2+(12)2d = \sqrt{(5)^2 + (-12)^2}
d=25+144d = \sqrt{25 + 144}
d=169d = \sqrt{169}
d=13d = 13
(2) 点Pを中心とする円の方程式は、半径をrとすると、
(x+1)2+(y9)2=r2(x + 1)^2 + (y - 9)^2 = r^2
円Cと接する条件を考える。円Cの中心A(4, -3)と点P(-1, 9)の距離は13である。(1)より。
円Cの半径は3である。
求める円の半径をRとする。円Cと接する条件は、|R - 3| = 13またはR + 3 = 13。
R = 16またはR = 10
R > 13なので、R = 16
したがって、求める円の方程式は、
(x+1)2+(y9)2=162(x + 1)^2 + (y - 9)^2 = 16^2
(x+1)2+(y9)2=256(x + 1)^2 + (y - 9)^2 = 256

3. 最終的な答え

(1) P, A間の距離d = 13
(2) 求める円の方程式: (x+1)2+(y9)2=256(x + 1)^2 + (y - 9)^2 = 256

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