一辺の長さが2の正六角形$A_1$があり、その面積を$S_1$とする。$A_1$の各辺の中点を頂点とする正六角形を$A_2$とし、その面積を$S_2$とする。 (1) $S_1$と$S_2$を求める。 (2) $n = 3, 4, 5, \dots$に対して、$A_{n-1}$の各辺の中点を頂点とする正六角形を$A_n$とし、その面積を$S_n$とする。数列$\{S_n\}$の一般項を求める。
2025/6/25
1. 問題の内容
一辺の長さが2の正六角形があり、その面積をとする。の各辺の中点を頂点とする正六角形をとし、その面積をとする。
(1) とを求める。
(2) に対して、の各辺の中点を頂点とする正六角形をとし、その面積をとする。数列の一般項を求める。
2. 解き方の手順
(1) 正六角形は、正三角形6個に分割できる。一辺の長さがの正三角形の面積はである。
の一辺の長さは2なので、.
の一辺の長さは、直角三角形の斜辺の長さから計算できる。一辺の長さ2の正三角形を半分にすると、短辺が1、長辺がとなる直角三角形ができるので、の一辺の長さは。したがって、.
(2) 正六角形の一辺の長さをとすると、,となる。からを作る時、となる。つまり、.
面積は、.
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)