まず、与えられた式 4x2−4x−2 の各項の係数を見て、共通因数があるかどうかを確認します。全ての項が2で割り切れるため、2を括り出すことができます。 4x2−4x−2=2(2x2−2x−1) 次に、括弧の中の 2x2−2x−1 がさらに因数分解できるかどうかを検討します。 これは ax2+bx+c の形をしているので、因数分解できるかどうかは判別式 D=b2−4ac を計算することで判断できます。 a=2,b=−2,c=−1 なので、 D=(−2)2−4⋅2⋅(−1)=4+8=12>0 判別式が正であるため、実数の範囲で解を持つことがわかりますが、整数係数の因数分解はできません。
解の公式を用いて 2x2−2x−1=0 を解くと、 x=2a−b±D=42±12=42±23=21±3 したがって、2x2−2x−1=2(x−21+3)(x−21−3)=(2x−1−3)(x−1+3) よって、4x2−4x−2=2(2x2−2x−1). この式はこれ以上簡単に整数係数の因数分解はできません。