3つのサイコロの目をそれぞれx, y, zとします。 x+y+z=11となる整数の組(x,y,z)を求めます。 ただし、1≤x≤6, 1≤y≤6, 1≤z≤6を満たします。 まず、x′,y′,z′を、x′=x−1, y′=y−1, z′=z−1と定義します。 このとき、0≤x′≤5, 0≤y′≤5, 0≤z′≤5となり、 x′+y′+z′=x−1+y−1+z−1=x+y+z−3=11−3=8となります。 x′+y′+z′=8を満たす非負整数の組(x′,y′,z′)の数を求めます。 上限がない場合、これは(3−18+3−1)=(210)=210×9=45通りです。 ただし、x′≤5, y′≤5, z′≤5という制約があります。 x′≥6の場合、x′=6+x′′とおくと、x′′+y′+z′=2となり、(3−12+3−1)=(24)=6通り。 同様に、y′≥6の場合と、z′≥6の場合もそれぞれ6通りあります。 したがって、少なくとも1つが6以上となる場合の数は6×3=18通り。 x′≥6 かつ y′≥6となることはありません。なぜならx′+y′≥12>8だからです。 同様に他の組み合わせでもありえません。
したがって、求める場合の数は、45−18=27通りとなります。 しかし、問題ではサイコロは区別しないとあります。
x+y+z=11 となる組み合わせを全て書き出します。 (1, 4, 6), (1, 5, 5), (2, 3, 6), (2, 4, 5), (3, 3, 5), (3, 4, 4)
よって、全部で6通りとなります。