(1)
円の中心は原点なので、円の方程式は x2+y2=r2 と表せる。 放物線 C:y=4x2−3 と円 C′:x2+y2=r2 が接するので、連立方程式を解いて重解を持つ条件を考える。 x2=4(y+3) を円の方程式に代入すると、 4(y+3)+y2=r2 y2+4y+(12−r2)=0 これが重解を持つので、判別式 D=0 である。 D=42−4(12−r2)=16−48+4r2=4r2−32=0 r=8=22 よって、円 C′ の半径は 22 である。 (2)
接点の座標を求める。
y2+4y+(12−8)=0 y2+4y+4=0 (y+2)2=0 x2=4(−2+3)=4 よって、接点の座標は (2,−2) と (−2,−2) である。 原点と点(2,−2) を結ぶ線分の傾きは 2−2=−1 であるから、この線分とx軸のなす角は 43πである。 したがって、∠POQ=2πである。 CとDが囲む部分の面積は、扇形POQの面積から三角形POQの面積を引いたものに放物線Cと直線y=-2で囲まれた面積を足したものである。
扇形POQの面積は、41πr2=41π(22)2=41π(8)=2π 三角形POQの面積は、21∣2⋅(−2)∣=2 放物線Cと直線y=-2で囲まれた面積は、
∫−22(−2−(4x2−3))dx=∫−22(1−4x2)dx=[x−12x3]−22=(2−128)−(−2+128)=4−1216=4−34=38 したがって、求める面積は 2π−2+38=2π+32