3次関数 $f(x) = -x^3 + 3x^2 - 1$ について、以下の問いに答えます。 (1) 導関数 $f'(x)$ を求め、極小値と極大値を与える $x$ の値とその時の値を求めます。 (2) 方程式 $-x^3 + 3x^2 - 1 = 0$ の実数解の個数を求めます。 (3) 方程式 $x^3 - 3x^2 + 1 + k = 0$ の実数解の個数が3個であるときの、定数 $k$ の値の範囲を求めます。
2025/6/25
1. 問題の内容
3次関数 について、以下の問いに答えます。
(1) 導関数 を求め、極小値と極大値を与える の値とその時の値を求めます。
(2) 方程式 の実数解の個数を求めます。
(3) 方程式 の実数解の個数が3個であるときの、定数 の値の範囲を求めます。
2. 解き方の手順
(1) を計算します。
より、
となるのは、 または のときです。
の符号を調べると、
のとき
のとき
のとき
となるため、 で極小、 で極大となります。
よって、x=0のとき極小値-1, x=2のとき極大値3をとります。
(2) 方程式 の実数解の個数は、 のグラフと 軸との交点の個数に等しいです。で極小値、で極大値をとるので、軸はグラフと3回交わるため、実数解の個数は3個です。
(3) 方程式 を変形すると、 となります。方程式の実数解の個数は、関数 のグラフと、直線 の交点の個数に等しくなります。実数解の個数が3個となるためには、極小値と極大値の間に が存在する必要があります。
極小値は で、極大値は なので、 が答えです。
3. 最終的な答え
(1)
のとき極小値 , のとき極大値 をとる。
(2) 実数解の個数は 個
(3)