直径10cmの鉄球から直円柱を削り出す。直円柱の体積が最大となるようにするには、直円柱の高さを何cmにすれば良いか求める問題です。ヒントとして、円柱の高さを$2x$とすることが与えられています。

応用数学最適化微分体積三平方の定理
2025/6/26

1. 問題の内容

直径10cmの鉄球から直円柱を削り出す。直円柱の体積が最大となるようにするには、直円柱の高さを何cmにすれば良いか求める問題です。ヒントとして、円柱の高さを2x2xとすることが与えられています。

2. 解き方の手順

まず、直円柱の体積をxxで表します。
鉄球の半径は55cmです。
直円柱の高さを2x2xとすると、直円柱の底面の半径rrは三平方の定理より、
r2+x2=52r^2 + x^2 = 5^2
r2=25x2r^2 = 25 - x^2
となります。
直円柱の体積VVは、
V=πr2(2x)=2πx(25x2)=2π(25xx3)V = \pi r^2 (2x) = 2\pi x (25 - x^2) = 2\pi (25x - x^3)
です。
体積VVが最大となるxxを求めるために、VVxxで微分します。
dVdx=2π(253x2)\frac{dV}{dx} = 2\pi (25 - 3x^2)
dVdx=0\frac{dV}{dx} = 0 となるxxを求めます。
253x2=025 - 3x^2 = 0
3x2=253x^2 = 25
x2=253x^2 = \frac{25}{3}
x=±53x = \pm \frac{5}{\sqrt{3}}
x>0x > 0より、x=53=533x = \frac{5}{\sqrt{3}} = \frac{5\sqrt{3}}{3}です。
直円柱の高さは2x2xなので、
2x=2533=10332x = 2 \cdot \frac{5\sqrt{3}}{3} = \frac{10\sqrt{3}}{3}cmとなります。

3. 最終的な答え

直円柱の高さを1033\frac{10\sqrt{3}}{3}cmにすれば、直円柱の体積は最大になります。

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