点Pは直線 $y = x + 4$ 上の点であり、点Aはx軸上の点である。$PO = PA$ が成り立つとき、三角形POAの面積が45 $cm^2$となる点Pの座標を求める。

幾何学座標平面三角形の面積点と直線の距離代数
2025/3/30

1. 問題の内容

点Pは直線 y=x+4y = x + 4 上の点であり、点Aはx軸上の点である。PO=PAPO = PA が成り立つとき、三角形POAの面積が45 cm2cm^2となる点Pの座標を求める。

2. 解き方の手順

点Aのx座標を aa とすると、点Aの座標は(a,0)(a, 0)となる。
三角形POAの面積は 12×OA×(Py座標)\frac{1}{2} \times OA \times (Pのy座標) で表される。
OA=aOA = a なので、面積の式は 12×a×(Py座標)=45\frac{1}{2} \times a \times (Pのy座標) = 45 となる。
したがって、Py座標=90aPのy座標 = \frac{90}{a} となる。
点Pは直線 y=x+4y = x + 4 上にあるので、Pの座標を(x,x+4)Pの座標を (x, x+4) とおける。
Py座標=x+4Pのy座標 = x+4 なので、x+4=90ax+4 = \frac{90}{a} となる。
したがって、x=90a4x = \frac{90}{a} - 4 となる。
点Pの座標は (90a4,90a)(\frac{90}{a} - 4, \frac{90}{a}) となる。
PO=PAPO = PA より、PO2=PA2PO^2 = PA^2 が成り立つ。
PO2=(90a4)2+(90a)2PO^2 = (\frac{90}{a} - 4)^2 + (\frac{90}{a})^2
PA2=(a(90a4))2+(090a)2=(a90a+4)2+(90a)2PA^2 = (a - (\frac{90}{a} - 4))^2 + (0 - \frac{90}{a})^2 = (a - \frac{90}{a} + 4)^2 + (\frac{90}{a})^2
PO2=PA2PO^2 = PA^2 より、
(90a4)2+(90a)2=(a90a+4)2+(90a)2(\frac{90}{a} - 4)^2 + (\frac{90}{a})^2 = (a - \frac{90}{a} + 4)^2 + (\frac{90}{a})^2
(90a4)2=(a90a+4)2(\frac{90}{a} - 4)^2 = (a - \frac{90}{a} + 4)^2
90a4=a90a+4\frac{90}{a} - 4 = a - \frac{90}{a} + 4 または 90a4=(a90a+4)\frac{90}{a} - 4 = -(a - \frac{90}{a} + 4)
Case 1: 90a4=a90a+4\frac{90}{a} - 4 = a - \frac{90}{a} + 4
180a=a+8\frac{180}{a} = a + 8
180=a2+8a180 = a^2 + 8a
a2+8a180=0a^2 + 8a - 180 = 0
(a10)(a+18)=0(a - 10)(a + 18) = 0
a=10a = 10 or a=18a = -18
a>0a > 0 より a=10a = 10
x=90104=94=5x = \frac{90}{10} - 4 = 9 - 4 = 5
P=(5,9)P = (5, 9)
Case 2: 90a4=(a90a+4)\frac{90}{a} - 4 = -(a - \frac{90}{a} + 4)
90a4=a+90a4\frac{90}{a} - 4 = -a + \frac{90}{a} - 4
0=a0 = -a
a=0a = 0 これはありえない
したがって、点Pの座標は (5,9)(5, 9) である。

3. 最終的な答え

(5, 9)

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