長方形ABCDを点Bを中心に反時計回りに回転させて長方形EBFGを作ります。点Fは辺AD上にあり、GHは辺ADと垂直に交わり、AIは辺BFと垂直に交わります。このとき、三角形ABIと三角形GFHが合同であることを証明する必要があります。

幾何学合同長方形回転角度証明
2025/7/30

1. 問題の内容

長方形ABCDを点Bを中心に反時計回りに回転させて長方形EBFGを作ります。点Fは辺AD上にあり、GHは辺ADと垂直に交わり、AIは辺BFと垂直に交わります。このとき、三角形ABIと三角形GFHが合同であることを証明する必要があります。

2. 解き方の手順

まず、長方形ABCDと長方形EBFGが合同であることから、対応する辺の長さが等しく、対応する角の大きさが等しいことを利用します。特に、AB=GB、BC=BF、CD=FG、DA=GEであり、全ての角は直角です。
次に、AIとBFが垂直に交わっていることと、GHとADが垂直に交わっていることを利用します。
証明:

1. 長方形ABCDと長方形EBFGは合同なので、$AB = GB$ かつ $BF = BC$

2. $\angle ABI + \angle FBI = 90^\circ$

3. $\angle GBF + \angle FBI = 90^\circ$

したがって ABI=GBF\angle ABI = \angle GBF
ここで、GF=ABGF = AB である。また、GHADGH \perp AD, AIBFAI \perp BF
直角三角形ABIにおいて、AIB=90 \angle AIB = 90^\circ
直角三角形GFHにおいて、GH=90 \angle GH = 90^\circ
ABI+BAI=90\angle ABI + \angle BAI = 90^\circ
GBF+ABI+ABH=90\angle GBF + \angle ABI + \angle ABH = 90^\circ
ABI\triangle ABIGFH\triangle GFHについて、
仮定より、AIB=FHG=90\angle AIB = \angle FHG = 90^\circ … (1)
長方形の性質より、AB=GFAB = GF … (2)
また、AIBFAI \perp BFより、AIB=90\angle AIB = 90^\circ
GHADGH \perp ADより、FHG=90\angle FHG = 90^\circ
ABI+BAI=90\angle ABI + \angle BAI = 90^\circ
ABI=90BAI\angle ABI = 90^\circ - \angle BAI … (3)
ABI\triangle ABIGFH\triangle GFHにおいて、
ABI=GBF\angle ABI = \angle GBF
G=90\angle G = 90^\circ なのでGBF=FHG\angle GBF = \angle FHG
BAI=GFH\angle BAI = \angle GFH … (4)
(1), (2), (4)より、1辺とその両端の角がそれぞれ等しいから、ABIGFH\triangle ABI \equiv \triangle GFH

3. 最終的な答え

ABIGFH\triangle ABI \equiv \triangle GFH

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