点 $P$ は $\angle XOY$ の内部にあり、$OP = 4$ cm である。線分 $OA$ は線分 $OP$ を直線 $OX$ を対称軸として対称移動させたもの、線分 $OB$ は線分 $OP$ を直線 $OY$ を対称軸として対称移動させたものである。$\angle XOY$ は鋭角とする。以下の3つの問いに答える。 (1) $\angle AOB = 100^\circ$ のとき、$\angle XOY$ の大きさを求めよ。 (2) $\angle XOY = 45^\circ$ のとき、$\triangle AOB$ の面積を求めよ。 (3) $\triangle AOB$ の周の長さが $12$ cm のとき、$\angle XOY$ の大きさを求めよ。

幾何学角度対称移動三角形面積正三角形直角二等辺三角形
2025/7/30

1. 問題の内容

PPXOY\angle XOY の内部にあり、OP=4OP = 4 cm である。線分 OAOA は線分 OPOP を直線 OXOX を対称軸として対称移動させたもの、線分 OBOB は線分 OPOP を直線 OYOY を対称軸として対称移動させたものである。XOY\angle XOY は鋭角とする。以下の3つの問いに答える。
(1) AOB=100\angle AOB = 100^\circ のとき、XOY\angle XOY の大きさを求めよ。
(2) XOY=45\angle XOY = 45^\circ のとき、AOB\triangle AOB の面積を求めよ。
(3) AOB\triangle AOB の周の長さが 1212 cm のとき、XOY\angle XOY の大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) AOX=POX\angle AOX = \angle POX, BOY=POY\angle BOY = \angle POY であるから、
AOB=AOX+POX+POY+BOY=2(POX)+2(POY)=2(POX+POY)=2XOY\angle AOB = \angle AOX + \angle POX + \angle POY + \angle BOY = 2(\angle POX) + 2(\angle POY) = 2(\angle POX + \angle POY) = 2\angle XOY
AOB=100\angle AOB = 100^\circ であるから、2XOY=1002\angle XOY = 100^\circ となる。よって、XOY=50\angle XOY = 50^\circ
(2) AOB=2XOY=2×45=90\angle AOB = 2 \angle XOY = 2 \times 45^\circ = 90^\circ である。
OA=OB=OP=4OA = OB = OP = 4 cm であるから、AOB\triangle AOBOA=OB=4OA=OB=4 cm の直角二等辺三角形である。
よって、AOB\triangle AOB の面積は 12×OA×OB=12×4×4=8\frac{1}{2} \times OA \times OB = \frac{1}{2} \times 4 \times 4 = 8 cm2^2
(3) AOB\triangle AOB において、OA=OB=4OA = OB = 4 cm である。AOB\triangle AOB の周の長さが 1212 cm であるから、OA+OB+AB=12OA + OB + AB = 12 より、4+4+AB=124 + 4 + AB = 12 となるので、AB=4AB = 4 cm である。
したがって、AOB\triangle AOBOA=OB=AB=4OA = OB = AB = 4 cm の正三角形である。
AOB=60\angle AOB = 60^\circ であるから、2XOY=602\angle XOY = 60^\circ より、XOY=30\angle XOY = 30^\circ

3. 最終的な答え

(1) 5050^\circ
(2) 88 cm2^2
(3) 3030^\circ

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