問題は、関数 $y = ax + b$ (1次関数)と $y = ax^2$ のうち、「$y$ の増加量 ÷ $x$ の増加量」の値が一定になるのはどちらかを選ぶ問題です。

代数学一次関数二次関数関数の増加量変化の割合
2025/3/30

1. 問題の内容

問題は、関数 y=ax+by = ax + b (1次関数)と y=ax2y = ax^2 のうち、「yy の増加量 ÷ xx の増加量」の値が一定になるのはどちらかを選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

* 1次関数 y=ax+by = ax + b について考えます。xxx1x_1 から x2x_2 に変化したとき、yyy1=ax1+by_1 = ax_1 + b から y2=ax2+by_2 = ax_2 + b に変化します。
yy の増加量は y2y1=(ax2+b)(ax1+b)=a(x2x1)y_2 - y_1 = (ax_2 + b) - (ax_1 + b) = a(x_2 - x_1) です。
xx の増加量は x2x1x_2 - x_1 です。
したがって、yy の増加量 ÷ xx の増加量は a(x2x1)x2x1=a\frac{a(x_2 - x_1)}{x_2 - x_1} = a となり、これは一定です。
* 関数 y=ax2y = ax^2 について考えます。xxx1x_1 から x2x_2 に変化したとき、yyy1=ax12y_1 = ax_1^2 から y2=ax22y_2 = ax_2^2 に変化します。
yy の増加量は y2y1=a(x22x12)y_2 - y_1 = a(x_2^2 - x_1^2) です。
xx の増加量は x2x1x_2 - x_1 です。
したがって、yy の増加量 ÷ xx の増加量は a(x22x12)x2x1=a(x2x1)(x2+x1)x2x1=a(x2+x1)\frac{a(x_2^2 - x_1^2)}{x_2 - x_1} = \frac{a(x_2 - x_1)(x_2 + x_1)}{x_2 - x_1} = a(x_2 + x_1) となり、これは x1x_1x2x_2 の値によって変わるため、一般には一定ではありません。

3. 最終的な答え

1次関数 y=ax+by = ax + b

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