ある八百屋でリンゴを1個100円で販売すると1日あたり200個売れる。 リンゴの価格を1回につき10円値上げすると、1日の販売数が10個ずつ減る。 (1) 売上高を $y$ とし、値上げの回数を $x$ とするとき、$y$ を $x$ の関数として表す。 (2) 売上高を最大にするためには、リンゴ1個の値段をいくらにすれば良いか。そのときの販売個数と売上高も求める。

代数学二次関数最大値応用問題価格設定
2025/6/26

1. 問題の内容

ある八百屋でリンゴを1個100円で販売すると1日あたり200個売れる。
リンゴの価格を1回につき10円値上げすると、1日の販売数が10個ずつ減る。
(1) 売上高を yy とし、値上げの回数を xx とするとき、yyxx の関数として表す。
(2) 売上高を最大にするためには、リンゴ1個の値段をいくらにすれば良いか。そのときの販売個数と売上高も求める。

2. 解き方の手順

(1)
リンゴ1個の値段は 100+10x100 + 10x 円となる。
1日の販売個数は 20010x200 - 10x 個となる。
したがって、売上高 yy は、
y=(100+10x)(20010x)y = (100 + 10x)(200 - 10x)
y=200001000x+2000x100x2y = 20000 - 1000x + 2000x - 100x^2
y=100x2+1000x+20000y = -100x^2 + 1000x + 20000
(2)
売上高 yy を最大にする xx を求める。
y=100x2+1000x+20000y = -100x^2 + 1000x + 20000 を平方完成する。
y=100(x210x)+20000y = -100(x^2 - 10x) + 20000
y=100(x210x+2525)+20000y = -100(x^2 - 10x + 25 - 25) + 20000
y=100((x5)225)+20000y = -100((x - 5)^2 - 25) + 20000
y=100(x5)2+2500+20000y = -100(x - 5)^2 + 2500 + 20000
y=100(x5)2+22500y = -100(x - 5)^2 + 22500
したがって、x=5x = 5 のとき、売上高 yy は最大値22500円となる。
リンゴ1個の値段は、100+10×5=100+50=150100 + 10 \times 5 = 100 + 50 = 150 円となる。
販売個数は、20010×5=20050=150200 - 10 \times 5 = 200 - 50 = 150 個となる。

3. 最終的な答え

(1) y=100x2+1000x+20000y = -100x^2 + 1000x + 20000
(2) リンゴ1個の値段は150円、販売個数は150個、売上高は22500円

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