三角形ABCにおいて、AB=5, AC=4であり、角Aの大きさが角Bの大きさの2倍であるとき、BCの長さを求めよ。

幾何学三角形正弦定理余弦定理三角比図形問題
2025/6/26

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5, AC=4であり、角Aの大きさが角Bの大きさの2倍であるとき、BCの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

角Bをθ\thetaとすると、角Aは2θ2\thetaとなる。
正弦定理より、
BCsinA=ACsinB\frac{BC}{\sin A} = \frac{AC}{\sin B}
BCsin2θ=4sinθ\frac{BC}{\sin 2\theta} = \frac{4}{\sin \theta}
BC=4sin2θsinθ=4(2sinθcosθ)sinθ=8cosθBC = \frac{4 \sin 2\theta}{\sin \theta} = \frac{4(2 \sin \theta \cos \theta)}{\sin \theta} = 8 \cos \theta
余弦定理より、
AC2=AB2+BC22ABBCcosBAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos B
42=52+BC225BCcosθ4^2 = 5^2 + BC^2 - 2 \cdot 5 \cdot BC \cdot \cos \theta
16=25+BC210BCcosθ16 = 25 + BC^2 - 10 \cdot BC \cdot \cos \theta
BC210BCcosθ+9=0BC^2 - 10 \cdot BC \cdot \cos \theta + 9 = 0
BC=8cosθBC = 8 \cos \thetaよりcosθ=BC8\cos \theta = \frac{BC}{8}なので、代入すると
BC210BCBC8+9=0BC^2 - 10 \cdot BC \cdot \frac{BC}{8} + 9 = 0
BC254BC2+9=0BC^2 - \frac{5}{4} BC^2 + 9 = 0
14BC2+9=0-\frac{1}{4} BC^2 + 9 = 0
BC2=36BC^2 = 36
BC=±6BC = \pm 6
BCは長さなので正である必要がある。
よってBC=6BC = 6

3. 最終的な答え

6

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