次の3つの不等式が表す領域をそれぞれ図示する問題です。 (1) $y > x + 1$ (2) $3x + y + 2 \le 0$ (3) $2x - 3y + 6 \ge 0$

代数学不等式グラフ領域
2025/6/26

1. 問題の内容

次の3つの不等式が表す領域をそれぞれ図示する問題です。
(1) y>x+1y > x + 1
(2) 3x+y+203x + y + 2 \le 0
(3) 2x3y+602x - 3y + 6 \ge 0

2. 解き方の手順

(1) y>x+1y > x + 1
まず、y=x+1y = x + 1 のグラフを描きます。これは傾きが1で、yy切片が1の直線です。不等号が >> なので、この直線は含まれません。したがって、点線で描きます。次に、この直線のどちら側の領域が不等式を満たすかを確認します。例えば、原点(0, 0)を代入すると、0>0+10 > 0 + 1となり、0>10 > 1でこれは成り立ちません。したがって、直線 y=x+1y = x + 1 より上の領域が不等式を満たします。この領域を斜線で示します。
(2) 3x+y+203x + y + 2 \le 0
まず、3x+y+2=03x + y + 2 = 0yy について解くと、y=3x2y = -3x - 2 となります。これは傾きが-3で、yy切片が-2の直線です。不等号が \le なので、この直線は含まれます。したがって、実線で描きます。次に、この直線のどちら側の領域が不等式を満たすかを確認します。例えば、原点(0, 0)を代入すると、3(0)+0+203(0) + 0 + 2 \le 0となり、202 \le 0 でこれは成り立ちません。したがって、直線 y=3x2y = -3x - 2 より下の領域が不等式を満たします。この領域を斜線で示します。
(3) 2x3y+602x - 3y + 6 \ge 0
まず、2x3y+6=02x - 3y + 6 = 0yy について解くと、3y=2x+63y = 2x + 6となり、y=23x+2y = \frac{2}{3}x + 2 となります。これは傾きが 23\frac{2}{3} で、yy切片が2の直線です。不等号が \ge なので、この直線は含まれます。したがって、実線で描きます。次に、この直線のどちら側の領域が不等式を満たすかを確認します。例えば、原点(0, 0)を代入すると、2(0)3(0)+602(0) - 3(0) + 6 \ge 0となり、606 \ge 0 でこれは成り立ちます。したがって、直線 y=23x+2y = \frac{2}{3}x + 2 より下の領域が不等式を満たします。この領域を斜線で示します。

3. 最終的な答え

(1) 直線 y=x+1y = x + 1 (点線) より上の領域。
(2) 直線 y=3x2y = -3x - 2 (実線) より下の領域。
(3) 直線 y=23x+2y = \frac{2}{3}x + 2 (実線) より下の領域。
(図については省略。それぞれの不等式に対応する領域を図示してください。)

「代数学」の関連問題

2次関数 $y = ax^2 - x + a$ について、 (1) グラフが $x$ 軸と接するときの $a$ の値を求める。 (2) 関数の値がすべての $x$ に対して負となるときの $a$ の値...

二次関数判別式グラフ不等式
2025/6/26

問題は、対数の性質や指数と対数の変換に関する穴埋め問題と計算問題です。具体的には、以下の問題が含まれます。 * (1) 対数の定義の穴埋め * (2), (3) 対数の用語の穴埋め * (...

対数指数対数の定義指数と対数の変換
2025/6/26

$a$ は正の定数とする。関数 $y=x^2 - 2x - 1$ ($0 \le x \le a$) について、最小値と最大値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/26

$a$ を実数の定数とし、2次方程式 $x^2 - 2ax + 3a - 2 = 0$ を考える。 (ア) この方程式が異なる2つの実数解をもつような $a$ の値の範囲を求める。 (イ) この方程式...

二次方程式解の公式判別式解と係数の関係
2025/6/26

2次関数 $f(x) = 2x^2 - 4ax + 4a^2 + 7a - 30$ のグラフと $x$ 軸との共有点の個数を、実数 $a$ の値に応じて求める問題です。

二次関数判別式共有点二次方程式不等式
2025/6/26

関数 $y = |x-1| - 2|x+1|$ の $-4 \le x \le 2$ における最大値と最小値を求める。

絶対値最大値最小値場合分け関数のグラフ
2025/6/26

2次関数 $y = ax^2 + 4ax + b$ が $-1 \le x \le 2$ の範囲で最大値5、最小値1を取る時の定数 $a$ と $b$ の値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/26

ある商品の売価が600円のとき500個売れる。売価を10円ずつ値上げするごとに、売り上げは5個ずつ減っていく。最大の売り上げ金額を得るための売価を求める。

二次関数最大値価格最適化
2025/6/26

$x = \frac{1}{7}$、$y = 19$ のとき、$xy^2 - 81x$ の値を求めます。

式の計算代入計算
2025/6/26

$x = \frac{1}{7}$, $y = 19$ のとき、$xy^2 - 8x + 19y^2 - 81 + 19$ の値を求めます。

式の計算代入分数
2025/6/26