放物線 $y = 2x^2$ と直線が、x座標が-1である点Aと、x座標が正である点Bで交わっている。この直線の切片は6であるとき、以下の問いに答える。 (1) この直線の方程式を求めなさい。 (2) 三角形OABの面積を求めなさい。

代数学二次関数放物線直線交点連立方程式面積座標
2025/6/26

1. 問題の内容

放物線 y=2x2y = 2x^2 と直線が、x座標が-1である点Aと、x座標が正である点Bで交わっている。この直線の切片は6であるとき、以下の問いに答える。
(1) この直線の方程式を求めなさい。
(2) 三角形OABの面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 直線の方程式を求める。
点Aの座標を求める。点Aは放物線 y=2x2y=2x^2 上にあり、x座標が-1なので、x=1x=-1を代入すると、y=2(1)2=2y = 2(-1)^2 = 2。よって、点Aの座標は(1,2)(-1, 2)
直線の切片は6なので、直線の式をy=ax+6y = ax + 6とおく。
この直線は点Aを通るので、点Aの座標(1,2)(-1, 2)を代入すると、2=a(1)+62 = a(-1) + 6。これを解くと、a=4a = 4
したがって、直線の方程式はy=4x+6y = 4x + 6
(2) 三角形OABの面積を求める。
点Bの座標を求める。点Bは放物線 y=2x2y=2x^2 と直線 y=4x+6y=4x+6 の交点なので、連立方程式を解く。
2x2=4x+62x^2 = 4x + 6
2x24x6=02x^2 - 4x - 6 = 0
x22x3=0x^2 - 2x - 3 = 0
(x3)(x+1)=0(x - 3)(x + 1) = 0
x=3,1x = 3, -1
点Bのx座標は正なので、x=3x = 3。このとき、y=2(3)2=18y = 2(3)^2 = 18。よって、点Bの座標は(3,18)(3, 18)
三角形OABの面積を求める。
点A(-1, 2), 点B(3, 18), 点O(0, 0)
三角形の面積を求める公式を使う。
面積 = 12x1(y2y3)+x2(y3y1)+x3(y1y2)\frac{1}{2} |x_1(y_2 - y_3) + x_2(y_3 - y_1) + x_3(y_1 - y_2)|
面積 = 12(1)(180)+(3)(02)+(0)(218)\frac{1}{2} |(-1)(18 - 0) + (3)(0 - 2) + (0)(2 - 18)|
面積 = 12(1)(18)+(3)(2)+0\frac{1}{2} |(-1)(18) + (3)(-2) + 0|
面積 = 12186\frac{1}{2} |-18 - 6|
面積 = 1224\frac{1}{2} |-24|
面積 = 12(24)\frac{1}{2} (24)
面積 = 12

3. 最終的な答え

(1) y=4x+6y = 4x + 6
(2) 12

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