数列$\{a_n\}$の初項から第$n$項までの和$S_n$が与えられたとき、数列$\{a_n\}$の一般項を求める問題です。 (1) $S_n = 2n+3$の場合と、(2) $S_n = 3 \cdot (-2)^{n-1}$の場合を考えます。
2025/6/26
1. 問題の内容
数列の初項から第項までの和が与えられたとき、数列の一般項を求める問題です。
(1) の場合と、(2) の場合を考えます。
2. 解き方の手順
(1) の場合:
は、 のとき、
で求められます。 に与えられた式を代入します。
したがって、
のときは、 です。
したがって、となります。
の式に を代入すると ですが、 と一致しません。
よって、のときだけ別の式で表す必要があります。
以上より、
(2) の場合:
のとき、 を計算します。
したがって、
のとき、 です。
のとき上記の一般項に代入すると、
これで、の値は整合性が取れました。
上記の一般項にを代入してみます。
これは と異なるため、場合分けが必要です。
で求めた一般項をのときに適用できるかを確かめるために、一般項を少し変形します。
もしこの式がでも成立すると仮定すると
と異なるのでやはり場合分けが必要です。
以上より、
または
3. 最終的な答え
(1)
(2)
または