放物線 $y = -2x^2 + 3x + 1$ を平行移動したものが、2点 $(-2, 0)$ と $(1, 12)$ を通るとき、その放物線の方程式を求めよ。

代数学二次関数放物線平行移動方程式
2025/6/26

1. 問題の内容

放物線 y=2x2+3x+1y = -2x^2 + 3x + 1 を平行移動したものが、2点 (2,0)(-2, 0)(1,12)(1, 12) を通るとき、その放物線の方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

元の放物線 y=2x2+3x+1y = -2x^2 + 3x + 1 を、x軸方向に pp、y軸方向に qq だけ平行移動した放物線の方程式は、
yq=2(xp)2+3(xp)+1y - q = -2(x - p)^2 + 3(x - p) + 1
と表せる。これを整理すると、
y=2(x22px+p2)+3x3p+1+qy = -2(x^2 - 2px + p^2) + 3x - 3p + 1 + q
y=2x2+4px2p2+3x3p+1+qy = -2x^2 + 4px - 2p^2 + 3x - 3p + 1 + q
y=2x2+(4p+3)x2p23p+1+qy = -2x^2 + (4p + 3)x - 2p^2 - 3p + 1 + q
この放物線が2点 (2,0)(-2, 0)(1,12)(1, 12) を通るので、それぞれの座標を代入する。
(2,0)(-2, 0) を代入すると、
0=2(2)2+(4p+3)(2)2p23p+1+q0 = -2(-2)^2 + (4p + 3)(-2) - 2p^2 - 3p + 1 + q
0=88p62p23p+1+q0 = -8 - 8p - 6 - 2p^2 - 3p + 1 + q
0=2p211p13+q0 = -2p^2 - 11p - 13 + q
q=2p2+11p+13q = 2p^2 + 11p + 13 ...(1)
(1,12)(1, 12) を代入すると、
12=2(1)2+(4p+3)(1)2p23p+1+q12 = -2(1)^2 + (4p + 3)(1) - 2p^2 - 3p + 1 + q
12=2+4p+32p23p+1+q12 = -2 + 4p + 3 - 2p^2 - 3p + 1 + q
12=2p2+p+2+q12 = -2p^2 + p + 2 + q
q=2p2p+10q = 2p^2 - p + 10 ...(2)
(1)と(2)より、
2p2+11p+13=2p2p+102p^2 + 11p + 13 = 2p^2 - p + 10
12p=312p = -3
p=14p = -\frac{1}{4}
これを(2)に代入すると、
q=2(14)2(14)+10q = 2(-\frac{1}{4})^2 - (-\frac{1}{4}) + 10
q=2(116)+14+10q = 2(\frac{1}{16}) + \frac{1}{4} + 10
q=18+28+808q = \frac{1}{8} + \frac{2}{8} + \frac{80}{8}
q=838q = \frac{83}{8}
したがって、放物線の方程式は、
y=2x2+(4(14)+3)x2(14)23(14)+1+838y = -2x^2 + (4(-\frac{1}{4}) + 3)x - 2(-\frac{1}{4})^2 - 3(-\frac{1}{4}) + 1 + \frac{83}{8}
y=2x2+(1+3)x2(116)+34+1+838y = -2x^2 + (-1 + 3)x - 2(\frac{1}{16}) + \frac{3}{4} + 1 + \frac{83}{8}
y=2x2+2x18+68+88+838y = -2x^2 + 2x - \frac{1}{8} + \frac{6}{8} + \frac{8}{8} + \frac{83}{8}
y=2x2+2x+968y = -2x^2 + 2x + \frac{96}{8}
y=2x2+2x+12y = -2x^2 + 2x + 12

3. 最終的な答え

y=2x2+2x+12y = -2x^2 + 2x + 12

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